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健康診断で要精密検査(便潜血陽性・バリウム異常)となったらすべき3つのこと

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「会社の健康診断で精密検査が必要だと言われた」

「健康診断の結果を確認したら、"異常あり"と書かれていた」

「健康診断で引っかかった項目があるけど、なんとなく放置している」

 

このような経験はありませんか?

 

健康診断の結果を見たとき、「精密検査が必要です」や「異常あり」と書かれていた場合は、必ず近いうちに病院で受診しましょう。あなたの生活や命に関わる大きな病気が隠れているかもしれません。

 

とはいえ、日頃から仕事や家事で疲れていると病院に行くのは面倒で、「多分大丈夫」と気に留めない方も多いでしょう。

 

そのような「放ったらかし」が命を落とす原因なのです。

 

本記事では次のことを解説しています。

 

・健康診断で要精密検査となった場合にすべき3つのこと

・精密検査を放っておくとどうなるか

・再検査・精密検査は早期発見・早期治療につながる?

・便潜血で要精密検査となったら

・バリウム検査で要精密検査となったら

・胃カメラの費用について

・大腸カメラの費用について

・精密検査を受ける際の注意点

 

健康診断の重要性や、もし精密検査が必要となった場合にとるべき行動を知り、体のメンテナンスをしてきいましょう。

 

[目次]

 

 

第1章、健康診断で要精密検査となった場合にすべき3つのこと

 

健康診断で要精密検査となった場合にすべきことは次の3つです。

 

①要精密検査となった項目を確認する

②受けるべき精密検査の内容を確認する

③必要であれば治療を受ける

 

それぞれ詳しく解説していきます。

 

1-1、要精密検査となった項目を確認する

 

まずは「要精密検査」と書かれた項目を確認します。

 

どこが要精密検査になっているかを把握しなければ、精密検査をしたくてもどこを検査すれば良いのか分からないため実施できません。

 

もし「要精密検査」となっている項目をあまり分かっていない状態で病院を受診しても、どこが悪かったのか医師へうまく説明できず、診察室でお互いに困ってしまうでしょう。

 

よって、健康診断で「要精密検査」となった場合、まずは自分で対象の項目を確認します。そして、近いうちに健康診断の結果を持参して病院を受診しましょう。

 

1-2、受けるべき精密検査の内容を確認する

 

健康診断の結果を持参して病院に行くと、検査データをもとに診察を行い、必要であれば医師から検査を受けるように提案されます。検査を提案された際は、できるだけ受けるようにしましょう。

 

また、提案された検査の内容について確認しておきます。もちろん始めに説明はありますが、検査の目的、流れ、方法、注意点など、説明を聞いた上で分からない点を確認しておくと、スムーズに検査を実施できます。

 

受ける検査によっては日常生活で注意が必要な場面もあるため、しっかり確認していきましょう。注意点が守れていないと、検査が延期・中止になることもあります。

 

1-3、必要であれば治療を受ける

 

精密検査を実施した結果、治療が必要であれば受けましょう。

 

できるだけ早く悪い部分を見つけて治療につなげるために行うのが健康診断です。

 

せっかく悪い部分を早めに発見できたのに、「まだ大丈夫」「今はそれより仕事が大事」などの理由でなかなか病院に来なければ、健康診断を受けた意味がありません。

 

治療の必要があると医師に判断された場合は、他の何よりも優先して治療に専念しましょう。

 

自分の健康より大切なものはありません。

 

1-4、精密検査を放っておくとどうなるのか

 

健康診断で「要精密検査」と判定されたのにも関わらず放っておくと、最悪の場合命を落とします。現実味がなさすぎるかもしれませんが、本当です。

 

もし重大な病気が潜んでいた場合、それを放置し、知らず知らずのうちに悪化させてしまうことになります。気づいた時には病状が進行していて、手の施しようがない状態になっていたということも。

 

実際に私たちのクリニックでも要精密検査の判定から時間が経って検査にこられて、重大なご病気(胃がんや大腸がんなど)が見つかったケースがあります。「まさか自分が」とは考えずに、結果的に何もなければそれがわかるだけ良いので検査をおすすめします。

 

その日の体調や検査時の状況によって、多少検査結果に誤差が出ることはあります。しかし、それが本当に誤差だったのか、または何か病気が隠れているのか、それを確認するためにも精密検査を受ける必要があるのです。

 

1-5、再検査・精密検査は早期発見・早期治療につながる?

 

再検査や精密検査は病気の早期発見・早期治療につながります。

 

なぜこれだけ早期発見・早期治療が大事と言われているかというと、できるだけ早く治療したほうが予後がいいからです。

 

予後とは、病気になった後にたどる経過のことを言います。できるだけ早いうちに病気を発見できれば、治療にかかる時間、体力、コスト、全てが少なく済み、予後も良好です。

 

そもそも自覚できる症状がないのに病気が進行しているケースもあるため、定期的に調べる意識づけが大切になります。

 

何らかの症状が出て生活に支障をきたすようになってから病院を受診したのでは、すでに遅い場合もあるのです。

 

第2章、精密検査を受ける方法

 

ここからは、『便潜血』と『バリウム検査』で「要精密検査」や「再検査」と判定された場合に行う精密検査について解説していきます。

 

『便潜血』『バリウム検査』で要精密検査となった場合は、できるだけ早く消化器科・胃腸科を受診しましょう。

 

それぞれの検査について、順番に解説していきます。

 

2-1、便潜血で要精密検査となったら

 

【便潜血とは】

 

便潜血検査は、採取された便に血が混ざっていないかを調べる検査です。血が混ざっていれば陽性、混ざっていなければ陰性と判断されます。もし陽性だった場合、胃や腸など、消化管のどこかから出血していることが分かります。

 

【便潜血陽性で疑われること】

 

大腸がんのような命に関わる可能性のある病気の他、痔で傷ついた肛門から出血している可能性もあります。出血の原因を探るため、大腸カメラや腹部CT撮影などの精密検査で詳しく調べる必要があるのです。

 

2-2、バリウム検査で要精密検査となったら

 

【バリウム検査とは】

 

バリウム検査とは、バリウム(造影剤)と発泡剤を飲み、消化管を膨らませてレントゲン撮影を行う検査のことです。主に食道・胃・十二指腸といった上部消化管に対して行われます。消化管内の粘膜の形状に異常が見られた場合、要精密検査となることがあります。

 

【バリウム検査で要精密検査となった際に疑われること】

 

バリウム検査では、主に上部消化管内の粘膜の形状を調べています。具体的には、がんやポリープの有無です。バリウム検査で要精密検査と判定された場合は、胃カメラでさらに詳しく調べて治療の必要があるかを判断する必要があります。

 

第3章、精密検査の費用

 

もし精密検査を受ける場合、費用はどのくらいかかるのでしょうか?

 

ここでは『胃内視鏡検査(胃カメラ)』と『大腸内視鏡検査(大腸カメラ)』を受ける場合にかかるおよその費用を解説していきます。

 

参考にしてください。

 

3-1、胃内視鏡検査(胃カメラ)の費用は

 

当院で胃内視鏡検査(胃カメラ)を受ける際にかかるおよその費用はこちらです。

 

保険診療  1割負担  3割負担
 胃カメラ 約1,500円  約5,000円

 

その他、胃内視鏡検査(胃カメラ)を行う時の流れやよくある質問などについて、下記の記事で詳しく解説しています。

 

↓↓合わせてご覧ください↓↓

胃カメラについて

 

3-2、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の費用は

 

当院で大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受ける際にかかるおよその費用はこちらです。「大腸ポリープ切除」の費用も掲載しています。

 

 保険診療 1割負担  3割負担
 大腸カメラ 約2,000円  約5,500円
大腸ポリープ切除 7,000~9,000円 20,000~30,000円

*使用する薬剤や組織採取の有無・採血の有無・切除したポリープの数などで費用が左右することがあります。

 

また、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受ける時の流れやよくある質問についても、下記の記事で詳しく解説しています。

 

↓↓合わせてご覧ください↓↓

大腸カメラについて

 

第4章、精密検査を受ける際の3つの注意点

 

『胃内視鏡検査(胃カメラ)』と『大腸内視鏡検査』を受ける際には、共通して注意すべき点がいくつかあります。それがこちらです。

 

①検査前日の21時以降は絶食する

②お薬は医師の指示の通りに飲む

③検査当日は車を運転してこない

 

4-1、検査前日の21時以降は絶食

 

検査前日の21時以降は必ず絶食してください。

 

消化管の中に食べた物が残っていると、内視鏡がうまく挿入できなかったり、十分な観察ができなかったりして、検査に影響が出てしまいます。

 

検査前日は21時までに夕食を済ませ、翌日はいつもの流れで間違って朝食を食べてしまった、なんてことにならないようにご注意ください。

 

ちなみに、お茶や水などの水分は摂っても大丈夫です。コーヒーやジュースなどの色がついた飲み物は控えてください。

 

4-2、お薬は医師の指示の通りに飲む

 

普段から飲んでいる薬がある方は、いつも通り薬を飲んでいて大丈夫か医師に確認する必要があります。

 

なぜなら、検査による食事制限や出血のリスクで、お薬の調整をした方がいい場合があるからです。

 

特に、糖尿病で血糖値に関わる薬を飲んでいる方や、脳梗塞で血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は注意が必要になります。

 

もしかすると検査の前後数日は内服を中止するように言われるかもしれません。薬の飲み方について何か指示があった場合は、その通りに飲みましょう。

 

指示通りの飲み方を守らなければ、急激な血糖値の下降によるショックや出血の恐れがります。

 

4-3、検査当日は車を運転してこない

 

検査当日は出来るだけ車を運転して病院まで来るのは控えましょう。

 

なぜなら、胃内視鏡検査(胃カメラ)や大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を行う際、人によっては鎮静剤を使用する場合があるからです。

 

鎮静剤を使用して数時間は、手足の感覚がいつもと違ったり、頭がぼーっとして判断力が低下したりします。そのような状態で車を運転すると、事故を起こす可能性が高まるため危険です。

 

公共交通機関を使うか、車を使う場合は付き添いの方に運転してもらうことをお勧めします。

 

まとめ

これまで本記事では、健康診断で「要精密検査」と判定された際にすべきことや、精密検査の重要性と受ける際の注意点について解説してきました。

 

改めて、健康診断で「要精密検査」と判定された際にすべきことを掲載します。

 

①要精密検査となった項目を確認する

②受けるべき精密検査の内容を確認する

③必要であれば治療を受ける

 

まずはどの項目が「要精密検査」なのかを確認します。結果を確認したら、検査結果を持参して病院を受診し、受けるべき精密検査について内容を確認しましょう。精密検査の結果、治療が必要であれば最優先で行います。

 

また、『便潜血』や『バリウム検査』で要精密検査の判定が出てた場合は、できるだけ早く消化器科を受診しましょう。近所に消化器内科があれば内科を、なければ消化器外科でもかまいません。

 

『胃内視鏡検査(胃カメラ)』や『大腸内視鏡検査(大腸カメラ)』を提案された際には、本記事で紹介した3つの注意点に気を付けて、スムーズに検査できるようにしましょう。

 

3つの注意点はこちらです。

 

①検査前日の21時以降は絶食する

②お薬は医師の指示の通りに飲む

③検査当日は車を運転してこない

 

うっかり忘れないように気をつけましょう。

 

最後に、精密検査を受ける際に最も重要なことをお伝えします。

 

それは『健康診断で要精密検査となったらできるだけ早く受診する』ことです。

 

健康診断の結果を持って病院に足を運ぶという、とっかかりの行動が一番ハードルが高いと感じやすいでしょう。ですが、せっかく健康診断で早く異常に気づけけたのですから、病気が進行する前に、放置せず病院に行くべきです。

 

「仕事が忙しい」「今は他にやりたいことがある」「子供がいるからなかなか行けない」と理由をつけている場合ではありません。

 

体を壊してしまっては本末転倒です。

 

まずはとにかく早めに病院へ行きましょう。

 

当院では、便潜血陽性・バリウム異常の要精密検査の予約を24時間WEB予約で承っています。下記よりご予約が可能です。

 

 

 

記事監修

医療法人社団尚視会 理事長 原田英明

・日本消化器内視鏡学会 専門医 指導医 https://www.jges.net/medical

・日本消化器病学会 専門医 https://www.jsge.or.jp/

・米国消化器内視鏡学会 国際会員 https://www.asge.org/

・欧州消化器内視鏡学会 国際会員 https://www.esge.com/

<施設紹介>

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院

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