アニサキスを食べてしまったら?症状や治療法について紹介

「魚を食べてから、胃に強い痛みがある」といった症状を気にしている方はいませんか?

生食の魚介類を食べることで、アニサキス症が引き起こされる可能性があります。医療機関を受診せずに放置していると、重篤な病気に発展することがあるので注意しましょう。

この記事では、アニサキスを食べてしまった場合に生じるアニサキス症の症状や治療法について紹介します。

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アニサキスとは?

アニサキスは、線虫の一種であり、アニサキスの幼虫は長さ2〜3cm、幅は0.5〜1mm程度で、白色のやや太い糸状の形状が特徴です。オキアミ(プランクトン)を摂取した魚を私たちが食べることで、アニサキスが体内に入ります。

アニサキスが体内に入り、腹痛などの症状が発症した場合をアニサキス症と呼びます。アニサキス症は、魚介類の生食が感染経路であるため、刺身や寿司などの魚介類を生で食べる食文化のある日本では特によく見られる疾患です。

強い腹痛を引き起こすこともありますが、無症状のことも少なくありません。しかし、腸閉塞に至ることもあるため、魚介類を食べた後に腹痛や吐き気、発熱などの症状がある場合は、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。

 

アニサキスを食べてしまったら?

アニサキス幼虫が寄生している生の魚介類や、不十分な冷凍や加熱の魚介類を食べることで、アニサキス幼虫が胃壁や腸壁を穿孔し、アニサキス症と呼ばれる食中毒を引き起こします。

しかし、アニサキスを食べてしまっても発症しないケースもあり、無症状のこともあります。アニサキス症が発症したケースの症状については、以下で詳しく解説します。

発症しないケースもある

アニサキスが人間の体内に侵入すると、寄生後3〜4日で衰弱し始め、おおよそ1週間で死滅するため、症状が現れない場合もあります。腹痛を感じない人もおり、別の理由で胃カメラを受けたときに偶然にもアニサキス症が発見されます。

発症するケースと症状

アニサキス症が発症した場合、以下のような症状が生じます。

  • 上腹部の痛み
  • 下腹部の痛み
  • 嘔吐
  • 吐き気
  • 発熱 など

アニサキスが胃や腸の壁を侵入するため、胃の壁は腫れ上がり、出血も生じることがあります。症状はしばしば波のように現れ、激しい痛みが繰り返されたり、一時的に緩和されたりすることが特徴です。

胃内に感染すると比較的早く症状が現れますが、腸の深部に感染すると魚介類を食べた数日後に下腹部の痛みなど、胃とは異なる部位に症状が現れます。

 

アニサキス症の種類

アニサキス症には以下のような種類があります。

  • 胃アニサキス症
  • 腸アニサキス症
  • 消化管外アニサキス症
  • アニサキスアレルギー

それぞれについて詳しく解説します。

胃アニサキス症

アニサキス症の多くの場合、急性胃アニサキス症と診断されます。胃アニサキス症の症状は、食後数時間から十数時間後にみぞおちで激しい痛み、悪心、嘔吐などです。

食事から数時間後に激しい上腹部痛、吐き気、嘔吐、発熱、そしてじんましんなどの症状が現れます。

腸アニサキス症

腸アニサキス症では、食後十数時間から数日後に激しい下腹部痛や腹膜炎の症状が見られます。症状は胃アニサキスとほぼ同じで、腹痛や嘔吐、吐き気などです。

症状が悪化すると、腸が膨れて腸閉塞を引き起こしたり、腸壁に穴が開いてしまう腸穿孔や腹膜炎などの合併症が生じる可能性があります。

消化管外アニサキス症

消化管外アニサキス症は、まれにアニサキスが消化管を貫通し、他の部位に寄生することで発症します。消化管外アニサキスは、胃アニサキス症や腸アニサキス症に比べると、発症は稀です。

アニサキスアレルギー

アニサキス感染により、全身に蕁麻疹が現れる場合や、アナフィラキシー・ショックを引き起こし、血圧の低下や呼吸困難を起こす可能性があります。アニサキスアレルギーは、アニサキス自体が抗原となるため、加熱処理の有無にかかわらず発症するとされています。

 

アニサキスが多く含まれるものは?

アニサキス幼虫が寄生しやすい魚介類は、以下のとおりです。

  • サバ
  • アジ
  • サンマ
  • カツオ
  • イワシ
  • イカ
  • サケ
  • タラ
  • カツオ など

上記の魚介類はアニサキスが寄生している可能性が高いものですが、寄生する可能性はすべての魚介類にあります。

上記以外の魚介類を食べた後でもアニサキス症の症状が生じた場合は、すぐに医療機関を受診することをおすすめします。

 

アニサキスの治療方法

アニサキスの治療法は、胃カメラによるアニサキスの除去です。

胃の内部にいるアニサキスを除去する際には、胃カメラ専用の鉗子という器具を使います。

アニサキスの頭部は通常、胃壁にしっかりと噛みついているため抵抗がありますが、鉗子を使うことでアニサキスを除去することが可能です。鉗子でつかんだアニサキスは、そのまま内視鏡を使って体外に取り出します。

ほとんどのアニサキス症は胃で発見されますが腸や消化管外の発症が疑われる場合、一般的には薬物療法で対処し、アニサキスを死滅させ、排出させます。腸閉塞や腸穿孔が引き起こされている場合は手術が必要です。

また、アニサキスアレルギーが発症している場合には、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬、ステロイドなどの治療が行われます。アナフィラキシーショックが発生している場合には、エピペンや点滴を用いた治療が優先です。

 

まとめ

アニサキス症とは、アニサキスに寄生された魚介類を食べることで発症する病気です。激しい腹痛や嘔吐、吐き気など症状が症状が生じますが、無症状の場合があります。アニサキスは人間の体内に入ると、数日で弱まり1週間ほどで自然に死滅するからです。

しかし、アニサキスが胃や腸の壁を穿孔すると、激しい腹痛などを伴い、悪化すると腸閉塞や腸穿孔を引き起こし、命に関わります。また、アニサキスアレルギーによってアナフィラキシーショックが引き起こされることもあります。そのため、魚介類を食べた数日以内に腹痛などの症状を感じたら、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック足立区院では、アニサキス症を治療するための胃カメラを受けられます。当院では胃カメラは実績豊富な内視鏡専門医が担当しており、患者様の苦痛をできる限り抑えるために、静脈注射によって鎮静下によって胃カメラを受けることが可能です。胃カメラが初めての方でも、安心してアニサキス症の治療を受けられます。

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