直腸がんの症状で痛みはあるの？よくある症状について解説

直腸がんは大腸の一部の直腸で生じるがんです。直腸がんの症状として、肛門近くの痛みを感じることもあるため、痔核などとの見分けも大切になります。

また、直腸がんの治療方法は確立しているため、早期発見と早期治療で治療効果が高い病気です。

しかし、症状はがんが進行してから出現する場合が多いため、自覚症状だけで早期発見をめざすには限界があります。そのため、早期発見のためには、がん検診や検査が大切になります。

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックでは、消化器をはじめ肛門周囲の診療が専門です。

診察して必要な検査を行うことができます。直腸がんの不安がある方や痛みの症状がある方は、受診を検討しましょう。直腸のがん検診は、40歳以上の方に国が推奨していることもあります。

また当院は、土日にも診療があります。お仕事などで忙しい方は、土日の受診も検討することができます。診察をご希望の場合は、以下のリンクからWEB予約をお願いいたします。

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直腸がんにはどんな症状があるか

直腸がんには、どういった症状があるのか解説していきます。

直腸がんは、初期には痛みが出にくい病気です。初期には、痛み以外の症状も目立たないことが多いです。

しかし、がんが進行するにしたがって、症状が出現します。直腸の腫瘍が大きくなることで、物理的に便などが通過するのに支障がでます。

また、進行とともに腫瘍自体や周囲の組織が出血することからも症状が出現します。

腫瘍やその周辺が出血し、血液が排泄されると、血便になります。直腸がんでは、血便は起こりやすい症状のひとつです。こうした出血が続くことから貧血傾向になることもあります。

直腸に腫瘍があることによって、便秘や下痢といった症状も多くみられます。便秘や下痢があると、そのことで腹痛や不快感も生じます。また、腹痛や嘔吐といった症状も直腸がんの症状で現れることもあります。排便のあとでもすっきりしない残便感といった感覚の症状もあります。

直腸がんは痛みが出てくるか

直腸がんの症状について先ほどふれました。ここでは、直腸がんと痛みの関係について整理して解説します。

直腸がんの場合、腫瘍のできる部位が腸管であるため、痛みは生じにくいという特徴があります。腸は自律神経が支配しているため、腸にがんがあることでは痛みを感じません。

しかし、直腸の腫瘍がある場所が肛門に近い場合には、腫瘍の周りに痛覚を感じる神経があることになります。このような場合、肛門痛として痛みが現れることがあります。また、直腸がんの進行により、腫瘍が腸以外の神経やほかの臓器に及ぶようになります。これを浸潤といいます。このような場合に、下肢や背中、臀部に痛みが現れます。

直腸がんの治療法

直腸がんの治療は、他のがん治療と同様に、手術、抗かん剤、放射線療法の３つの治療法の組み合わせになります。　　

まずは、腫瘍を切除するための手術が検討されます。外科的な手術で、腫瘍を切除する事が優先されます。腫瘍の状態によっては、大腸内視鏡検査で腫瘍を取り除く場合もあります。また、直腸がんの腫瘍の状況と肛門括約筋の関係で、場合によっては、人工肛門の造設が必要となります。

治療の状況により、抗がん剤や放射線療法の検討がされます。近年、抗がん剤は治療薬剤の発展が著しい状況があります。直腸がんについても、抗癌剤を使用すると予後の改善がみられています。

放射線療法のみでの治療効果はそれほど高くないとされます。しかし、放射線療法を行うことで、手術が可能になる場合があります。

直腸がんを早期発見するには

直腸がんでは、がんが見つかったあとの治療法が確立しています。そのため、早期に発見された場合に、早期に治療を開始することで治療の効果が高まります。

しかし、直腸がんは自覚症状だけで早期発見するには限界があります。ここでは、早期発見のためにどのような検査があるのか詳しく解説します。

まず、便潜血検査があります。自覚症状がなくても、便潜血検査では腸管からの出血の有無を検査することができます。

この検査は検便で行えます。病気の早期発見の確率をあげるために、2回でひとつの検査になっています。

大腸がん検診としての便潜血検査は、40歳以上の方が１年に１回以上受けることが厚生労働省から推奨されています。この便潜血検査で異常がある場合には、大腸内視鏡検査などの精密検査が行われます。

大腸内視鏡検査は、内視鏡という検査専用のカメラを使い、カメラの視界を通して詳しく観察する検査です。大腸内視鏡検査では、検査前に排泄物をなるべくなくすために下剤の内服が必要になります。大腸内視鏡検査では、観察する以外にも病理検査の検体を採取することができます。

病理検査では、細胞を採取し、顕微鏡でさらに観察します。その際に、腫瘍ががんなのか、がんではないのかといった確定診断を行います。

さらにCTでは、全身について検査をすることができます。患者さんの状態により造影剤という薬を注射して、検査をします。造影剤を使うことで、使わない場合よりも詳しく検査することができます。CT検査では、腫瘍がどの場所にあるのかを検査することができます。転移があるのかないのかも検査します。

大腸内視鏡検査では、内視鏡で大腸の腸内を観察したり、検査したりできます。検査前には、下剤の内服が必要です。また、大腸を内視鏡で診察するので、検査時に痛みが伴います。

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックでは、大腸内視鏡検査の際に鎮痛剤を用いています。このため、検査による痛みや不快による苦痛を少なくできます。

検査を検討されている方は、鎮痛剤の使用できるクリニックも選択できることを覚えておきましょう。検査中の苦痛をおさえられる方法で検査できれば患者さんの負担感は少なくなります。

また、当院では女性医師による検査も行っています。女性の方で、肛門などを見られると恥ずかしいという気持ちがあっても、女性医師による検査が可能です。鎮痛剤の使用や個室を整備した環境で、検査中の不快感や羞恥心に配慮した診療をご利用いただけます。

まとめ

本記事では、直腸がんの症状について詳しく解説しました。直腸がんの症状では、痛みは出にくいです。しかし、腫瘍のある場所や進行の状況によっては痛みを感じる事もあります。

もし、排便時の違和感や肛門に不調がある場合には、早めに受診をして検査することが望ましいでしょう。

直腸がんの場合には、早期発見と早期治療が重要になるからです。自覚症状がほとんど無くても、排便の不調など心配なことがある場合には受診を検討しましょう。

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック 千代田区院では、プライバシーに配慮し、安心していただけるように環境を整えています。

そういった院内の環境に加え、苦痛を軽減するための鎮痛剤を用いることで患者さんの身体的、心理的な負担を少なくすることをめざしています。

当院は、秋葉原駅から徒歩1分とアクセスしやすい環境にあります。また、土曜日・日曜日を含めて診療しておりますので、お忙しい方でも、お仕事の合間などに受診の計画をたてやすいといえます。

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