急に起こる便秘症状は大腸がんかも!?症状や必要な検査も合わせて解説

大腸検査

「今まで便秘になることはほとんどなかったのに、なぜか急に便秘かするようになった。」

「お通じのトラブルで悩むことなんてなかったのに、便秘や下痢を繰り返すようになった。」

このような悩みはありませんか?

これまで特にお通じのトラブルに悩むことがなかった方が、急に便秘や下痢をするようになった場合、大腸がんが原因かもしれません。

本記事では次のことについて解説しています。

・なぜ急な便秘で大腸がんを疑う必要があるのか

・急な便秘には大腸検査を

・便秘以外の大腸がんの症状は?

急な便秘に心当たりがある方は、本記事で読んで便秘と大腸がんの関係を知り、必要であれば検査を受けに行きましょう。

これまで便秘で悩むことなんてなかったのに急に便秘をするようになった場合、大腸がんを疑う必要があります。大腸がんの病状がある程度進行すると、急に便秘になる可能性があるからです。便秘が気になったらできるだけ早く病院で検査するしにいきましょう。

とはいえ、「へー、そうなんだ。」「多分自分は大腸がんじゃないでしょ。」と、あまり自分ごとのようには考えない方がほとんどでしょう。しかし、その考えは非常に危険です。実際に大腸がんになったことがある方も、大腸がんを告知されたときには「まさか自分がなるなんて・・」と思ったはずだからです。

そんな「まさか」の状況に対処できる一番効果的な方法は、ズバリ早めの検査です。早めに検査を受けておけば、もし体に異常があったとしても早く気づいて対処できます。これ以上に有効な方法はありません。

このようなことから、急な便秘を自覚したときは病院で検査するようにしましょう。

1-1、大腸がんで便秘になる理由

大腸がんになるとなぜ便秘になるのでしょうか。それは、大腸の中を便が通過するときに、大きくなった腫瘍(がん)が邪魔をして通りにくくなっているからです。

大腸がん初期の頃はそれほど便秘を自覚することはないかもしれませんが、大腸がんが進行して腫瘍が大きくなるほど便秘を実感しやすくなります。

便秘にもいろいろありますが、大腸がんが原因で便秘になった場合は次のような症状が出やすいです。

・便が硬くなる

・強くいきまないと排便できない

・数日以上便が出なくて、腹痛や腹部の張り、吐き気が生じる

便秘は大腸がんを知らせるサインの一つです。急に便秘になった場合は軽視せず、もしかしたら何か大きな病気が隠れているかもしれないと考えましょう。

1-2、急な便秘を放置すべきではない

いつもは便秘になることがほとんどないという方が急に便秘になった場合、「ただの便秘だから大丈夫」と自己判断してしまうのは危険です。なぜなら急に便秘になったということは、必ず何か原因があるからです。

例えば普段から便秘になりやすい方であれば、生活リズムの乱れやストレスから排便トラブルを起こしやすいことがわかっているため、生活習慣を整える程度の対策で便秘を解消できます。しかし、いつも起こらないことが急に起きた時は、必ずきっかけがあります。しかもそのきっかけが何かその場では分かりません。なので、必ず検査して原因を調べる必要があります。

そもそも大腸がんは、初期の頃には症状を自覚することがほとんどありません。便秘を自覚するようになる頃には、すでに病状が進行していることも多いです。できるだけ早めに病院で検査しましょう。もし便秘の原因が大腸がんではなかったとしても、異常がないことがわかれば安心して過ごせます。

第2章、急な便秘には大腸検査を

便秘で病院に行った場合、どのような検査が行われるのでしょうか?

便秘の場合、大腸に異常が起きている可能性が考えられるため、大腸の検査を行います。基本的にはまずレントゲンなどの画像検査を行い、精密検査が必要と判断されれば内視鏡検査でさらに詳しく調べていくことが多いです。

画像検査と内視鏡検査について、それぞれ解説していきます。

2-1、急な便秘にはまずは画像検査を

便秘の検査で画像検査を行う場合は、腹部のレントゲン・CT・MRI撮影を行い、画像を見て大腸の状態を調べます。

レントゲン・CT・MRI撮影などの画像診断では次のようなことが分かります。

・腸管の形や大きさ

・腹部の腫瘍の有無や大きさ

・大腸の閉塞や捻れの有無

・便やガスの溜まり具合

便秘でしばらく便が出ていなかった場合、大腸の中に便が詰まっているのが画像でわかります。また、便が貯留してしまう原因が腫瘍によるものなのか、それ以外のことが原因なのか、なんとなく検討をつけることができます。

2-2、閉塞がなければ内視鏡検査

画像検査の結果、より詳しく調べる必要があると判断された場合は内視鏡検査を行います。内視鏡検査とは『大腸内視鏡検査』のことで、大腸カメラとも言われます。

ただし、大腸に閉塞があると内視鏡検査はできません。数日以上便が出ていないなど、重度の便秘の場合、大腸の中に便が多量に詰まって大腸が塞がってしまっていることがあります。これが「腸閉塞」です。

腸閉塞の状態では、腸の中に内視鏡を挿入して行う大腸内視鏡検査は実施できません。まずは腸の閉塞を改善してから詳しい検査をしていくことになります。

もし腸閉塞を起こしていたら、お腹の痛みや張り、吐き気などの症状が出てきます。自宅で過ごしていたら自然に治るものではありません。しばらく食事を取らずに点滴を行い、腸管を安静にする必要があります。自己判断せずに、できるだけ早く病院で診察を受けましょう。

画像検査などで閉塞が認められない場合には、大腸の前処置(下剤内服)を行います。下剤を内服して大腸内をキレイな状態にしてから大腸内視鏡検査を行います。

大腸内視鏡検査に関しては、「大腸内視鏡検査は痛みがある?どんな痛み?痛みを防ぐ方法まで専門医が解説」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

大腸前処置である下剤に関しては、「楽に大腸内視鏡検査を受けるための下剤内服!種類から費用・飲み方のコツまでを解説」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

第3章、便秘以外の大腸がんの症状は?

大腸がんの症状は便秘はだけではありません。ここからは、便秘以外の大腸がんの症状について解していきます。便秘に加えてこれから解説する症状が出ている方は、より大腸がんの可能性が高まるため注意が必要です。

3-1、便秘以外の大腸がんの兆候は?

便秘以外にも、下記のような兆候が見られている方は大腸がんに注意するべきです。

・血便

・細い便が出る

・残便感

・下血

・腹部や肛門の痛み

腹部の痛みや残便感など、普通に生活していたらたまに経験することがある症状もあれば、血便や下血など少しびっくりしてしまう症状まで様々です。

どちらにしても、便秘と同じくここ最近「急に」このような症状が出るようになった場合は、体内でなんらかの異変が起きていることになります。取り返しのつかないことになる前に、病院で検査しておきましょう。

大腸がんの自覚症状に関しては、「大腸がんの自覚症状とは?なぜ大腸内視鏡検査が必要なのかを解説」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

3-2、下痢を繰り返す場合も注意が必要

大腸がんでは大腸の内腔が狭くなるため便が出にくくなるイメージかもしれませんが、大腸がんが進行した状態になると逆に下痢が続くことがあります。

なぜなら、狭くなった大腸からなんとか便を肛門まで送ろうとして、腸の動きが活発になるからです。腸の動きが活発になると腸液が多く分泌され、ゆるい便がダラダラと便のような汁が漏れて下痢のようになることがあります。

「便秘じゃなくて下痢だから、自分は大腸がんではない」ということにはならないので、便秘や下痢などのお通じのトラブルを自覚したときは、まず大腸がんを疑いましょう。

まとめ

『便秘』と『大腸がん』の関係について解説しました。本記事の内容をまとめると、次のようになります。

急な便秘は大腸がんを疑うべき

急な便秘を放置するのは危険

急な便秘にはまず画像検査

精密検査が必要なら大腸内視鏡検査を実施する

進行した大腸がんでは下痢を繰り返すこともある

普段あらない方が急に便秘になった場合、まずは大腸がんを疑う必要があります。「ただの便秘だから大丈夫」ではありません。まずは検査をしてみて、大丈夫なことを確認しましょう。便秘以外の症状が現れ始めてから病院に行き、がんが進行した状態で発見するのでは、既に手遅れである場合があります。

そもそも大腸がんではほとんど初期症状がありません。体の異変を感じた頃にはがんが大きくなっている可能性があります。最悪の場合を避けるためには、定期的に検査をしてできるだけ早く病気を見つける以外の方法はありません。今ある何気ない日常生活を守るため、症状がある時はもちろん、症状がなくても定期的に検査を受けに行きましょう。

当院では、24時間WEBにて大腸内視鏡検査の予約を受け付けています。

*便秘症状にお悩みの場合には、ひとまず初診外来にてご相談ください。必要な画像検査にて問題の無いことを確認してから大腸内視鏡検査を受けることが安全です。

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