胃潰瘍のステージ別の痛みや症状について解説!検査方法も紹介

みぞおちが痛んだり、胸焼けがしたりすると、胃潰瘍を疑う方も少なくありません。自分の感じている痛みから、胃潰瘍がどのくらい進行しているかを表す「ステージ」を判断できないかと考える方も多いでしょう。

胃潰瘍で自覚症状がある場合、潰瘍が活発に活動する「活動期」にみぞおちの痛みなどの症状が出ます。胃潰瘍の検査は、直接胃の中を観察でき、ピロリ菌感染も調べられる内視鏡検査が主流です。

この記事は、内視鏡専門クリニックの東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックが胃潰瘍のステージごとの痛みや症状について解説します。

胃潰瘍の主な症状である「食後少し時間が経ったときのみぞおちの痛み」にお悩みの方は、鎮静剤を用いた苦痛の少ない内視鏡検査を行っている当院にぜひお越しください。

胃潰瘍とは?

胃潰瘍は、胃の粘膜がただれて傷つく病気です。潰瘍とは、皮膚や粘膜がただれたり、崩れ落ちたりすることで、消化管の場合は組織の欠損が粘膜を貫いて粘膜下層にまで達するものを指します。

胃潰瘍を放置すると、胃壁に穴が開く「穿孔(せんこう)」と呼ばれる状態まで進行してしまうため、注意が必要です。

胃潰瘍は、40~50代の方が多く発症します。以前は男性に多い病気でしたが、近年は女性や若い方の発症率も上がっています。

胃潰瘍の原因は、胃液中の胃酸やペプシンが胃を保護している粘膜を消化してしまうことです。

健康な胃では、防御因子(胃粘膜を守る粘液や重炭酸塩)と攻撃因子(消化を助ける胃酸やペプシン)は拮抗していてバランスが保たれています。しかし、攻撃因子の働きが強まり、防御因子の働きが低下すると、胃粘膜より下の組織の細胞が傷つく胃潰瘍になるのです。

胃の中の攻撃因子と防御因子のバランスが崩れる原因は、ストレスやピロリ菌感染などが挙げられます。ピロリ菌に感染すると、胃粘膜にさまざまな化学的変化が起こり、防御因子が低下します。

その他にも、胃粘膜の防御因子の一つであるプロスタグランジンという物質の分泌を抑える「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」の副作用も胃潰瘍の原因の一つです。

 

胃潰瘍のステージと痛みの関係性

胃潰瘍は、潰瘍がある活動期(active stage)、傷が回復に向かう治癒過程期(healing stage)、治る直前の瘢痕(はんこん)期(scarring stage)に分けられます。さらにそれぞれのステージを1と2の2段階に分け、以下の6段階のステージが設定されています。

  • A1
  • A2
  • H1
  • H2
  • S1
  • S2

最も重症のステージがA1、回復に近いものがS2です。悪化するときは順を追って進行するわけではなく、A2からS2までの全てのステージからA1に悪化する可能性があります。

胃潰瘍の自覚症状で、最も多いものはみぞおちの痛み(心窩部痛)です。その他にも、以下のような症状が現れる場合があります。

  • 胸焼け
  • 胃もたれ
  • 吐き気
  • げっぷ
  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • 黒色便

しかし、胃潰瘍は自覚症状を全く感じない人も多いため、症状がないからといって胃潰瘍の心配がないわけではありません。

ここからは、A1からS2までの胃潰瘍のステージごとの痛みや症状について紹介します。

A1の痛みと症状

A1は、胃潰瘍が最も悪化している段階で、潰瘍が活発に活動しており、潰瘍底は白苔(はくたい)に覆われ、血の塊や出血がみられることがあります。潰瘍周辺の粘膜が浮腫(むくみ)状にふくらむ点も特徴です。

A1の状態では、食後少し時間が経ったときのみぞおちや背中の痛みが起こりやすく、軽食をとると痛みが和らぐ傾向にあります。

A2の痛みと症状

A2は、活動期の中でも症状が軽いほうのステージです。A1と比べ、潰瘍底はきれいな白苔に覆われ、血の塊や出血がなくなり、周辺の浮腫も減退します。

しかし活動期ではあるため、A1と同じように食後少し時間が経過したときのみぞおちや背中の痛みが出ることがあります。

H1の痛みと症状

H1は、治癒過程期の症状が重いほうのステージです。治癒過程期とは、潰瘍が小さくなり周囲のむくみも治まり、症状がほとんどない状態を指します。

H1では、潰瘍の治癒が始まり、周辺に赤色の再生上皮が出てきます。A1やA2の活動期でみられていた食後のみぞおちの痛みは、治癒過程期に入るとなくなる場合が多いです。

H2の痛みと症状

H2は、治癒過程期の症状が軽いほうのステージです。潰瘍がさらに小さくなり、潰瘍周辺は再生上皮に覆われます。

H2もH1と同じく、A1のような食後のみぞおちの痛みはみられなくなります。

S1の痛みと症状

S1は瘢痕期の症状が重いほうのステージです。胃潰瘍は適切な治療を続ければ、2か月ほどで症状が治まり瘢痕期に入ります。

S1では、潰瘍は消失し、赤色の瘢痕(傷跡)になるため、痛みを感じることはほとんどありません。

S2の痛みと症状

S2は胃潰瘍の最も症状が軽いステージで、S1で赤色だった瘢痕が白色に変わります。

こちらもほぼ無症状です。

 

胃潰瘍の検査方法

胃潰瘍の検査は、胃の状態を調べるX線検査(バリウム検査)と内視鏡検査(胃カメラ)の2つがあります。近年では、直接胃の中を観察でき、必要に応じて組織検査も行える内視鏡検査が主流です。

内視鏡検査では、医師がカメラ越しに潰瘍の状態を確認できます。さらに、組織を採取し、ピロリ菌感染の有無を調べることも可能です。

同じように潰瘍が形成される胃がんと明確に区別するためにも、内視鏡検査で炎症の状態、潰瘍の進行度を詳しく調べる必要があります。

検査で胃潰瘍と診断されたら、薬物療法を行うのが一般的です。ピロリ菌に感染している場合は、薬物によるピロリ菌の除菌療法が行われます。出血性の胃潰瘍の場合は、内視鏡的止血法が行われることが多くなっており、従来の外科的治療を行うケースは減っています。

 

まとめ

胃潰瘍は胃の粘膜がただれて傷つく病気で、胃の内部の攻撃因子と防御因子のバランスが崩れることで起こります。胃潰瘍にはA1・A2・H1・H2・S1・S2の6つのステージがあり、症状が出るのは活動期のA1やA2で、治癒過程期や瘢痕期は無症状の場合が多いです。

胃潰瘍の検査は、直接胃の中を観察でき、必要であればピロリ菌感染の有無を調べられる内視鏡検査が主流になっています。

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック足立区院は、経験豊富な専門医が的確で苦痛の少ない内視鏡検査を行う内視鏡専門クリニックです。口からスコープを挿入する胃カメラ検査は苦しいというイメージが強いですが、当院は鎮静剤を用いた内視鏡検査を実施しており、眠ったような状態で内視鏡検査を受けられます。鼻からの経鼻内視鏡検査も行っています。

当院で内視鏡検査を受けた方の95%以上から「全く痛くなかった」とのお声をいただきました。食後しばらく経つとみぞおちが痛むなど、胃潰瘍のような症状がある方は、一度当院で痛みの少ない内視鏡検査を受けられることをおすすめします。

また、当院は内視鏡治療後(ポリープ切除後)の合併症に対して、関連病院で24時間365日対応しているため、安心して検査を受けられます。

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