虚血性大腸炎の原因はストレス?検査方法も解説

虚血性大腸炎は、大腸の血流障害によって下痢や腹痛などさまざまな症状が起こります。虚血性大腸炎にはさまざまな原因がありますが、便秘やストレス、さらには食生活が深く関係しています。虚血性大腸炎は確定診断をするためにCTや下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)などの画像検査を受けることが必要です。

虚血性大腸炎の疑いについて、当院(東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック)で診察が可能ですので、首都圏ご利用の方はご活用ください。北千住駅西口より徒歩2分の距離にあり、内視鏡検査の実績は月間で1,000件を超えているため、安心して検査が受けられます。

虚血性大腸炎とは?

虚血性大腸炎とはさまざまな原因によって大腸に一過性の血流障害が起こるものです。血流障害が起こった結果、大腸に炎症が起き、突然の強い腹痛、それに伴う下痢が起こります。下痢は徐々に血便となることが特徴で、鮮血が出ます。腹痛は主に左側のお腹が痛むことが多く、冷や汗も伴いますが高齢者においては腹痛が少ないケースもまれではありません。発症者の割合を見てみると60歳代が最も多く、50歳以上が全体の85%以上を占めています。特に便秘になりがちな高齢女性に多い傾向にありますが、他にも生活習慣病、肥満、血縁者にも発症者が多いです。

大腸は小腸に比べて微小血管網の発達に乏しいことから、血流障害が起こりやすいといわれています。虚血性大腸炎の症状は、大腸がん・感染性腸炎・憩室出血や潰瘍性大腸炎・クローン病などほかの腸疾患とも類似していることもあるため、自分で虚血性大腸炎かどうかを判断することは困難です。そのため、自己判断せずに医療機関へ相談しましょう。東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックは土日も診察・検査の対応を行っています。気になる症状が出たらすぐに受診しに来てください。

 

虚血性大腸炎の原因

虚血性大腸炎は大腸粘膜に血流が不足した結果として粘膜傷害を発症するもので、主に腸が原因の場合と血管が原因の場合があります。しかし、直接腸や血管に関係していないと思われる原因であっても虚血性大腸炎の発症に関係します。虚血性大腸炎の原因は次の通りです。

便秘

虚血性大腸炎の原因として多く挙げられるのが便秘です。便秘によって便が出にくくなると、便を出すために強くいきみます。すると、腹圧がかかるため、大腸炎幕への血流が低下して、発症します。

ストレス

虚血性大腸炎にはストレスが関係していると考えられています。ストレスを感じると交感神経が優位となります。便は副交感神経が優位になることで、排出されることからストレスがたまると便秘状態になり、これが虚血性大腸炎の原因となると考えられているのです。

食生活の乱れ

高たんぱく・高脂肪食の多量摂取や、暴飲暴食をすると腸内環境が乱れるため、虚血性大腸炎を発症しやすくなります。高たんぱく、高脂肪の食事は食物繊維が少なく、腸内環境が乱れやすいです。また、大腸まで達したタンパク質は腸内細菌によってアミノ酸発酵が起こります。アミノ酸発酵による代謝産物には炎症反応を増加させるため、虚血性大腸炎に関係する可能性があります。

動脈硬化

動脈硬化は高齢者の虚血性大腸炎の原因としてもっとも考えられているものです。動脈硬化によって血管が硬くなると血流が障害されやすいです。それに加えて動脈硬化によって血管が硬くなると大腸のみならず全身の血流需要が増加するので、大腸に回ってくる血液量が少なくなり虚血状態になると考えられています。

 

腸閉塞は虚血性大腸炎に原因がある?

虚血性大腸炎が進行すると、腸閉塞を発症するケースがあります。虚血性大腸炎はその経過によって一過性型、狭窄型、壊疽型に分類されます。このうち、虚血性大腸炎の約25%の人に起こる狭窄型は1ヶ月ほど下痢や腹痛が続いた後に腸閉塞を発症するリスクが高いです。

 

虚血性大腸炎の検査方法

虚血性大腸炎の検査は、腹部CT、大腸カメラ、血液検査などを行います。血液検査の場合は炎症反応が起こっていることはわかるのですが、これだけでは虚血性大腸炎かどうかの確定はできません。確定するためには、画像検査が必須とされています。

腹部CTは最も有用な検査といわれており、陽性検出率は98%と非常に高く、大腸壁の肥厚やガス、便の貯留が確認できます。大腸カメラは確定診断に有力な方法です。粘膜の発赤、びらん、浮腫などが見られます。ただし、大腸粘膜の再生は早いため、発症後48時間以上たつとこれらの症状が消失していることがあります。

早期の検査が重要であるため、なるべく早く検査ができ、なおかつ鮮明な画像が撮れる検査機器あるいは検査技術を持ったスタッフのいる施設で検査を受けることが重要です。

 

まとめ

虚血性大腸炎は便秘やストレスなどさまざまな原因で発症します。しかし、虚血性大腸炎以外でもこの原因で腸疾患を発症します。さらに、症状も他の腸疾患と類似しているため、検査なしでの鑑別は非常に難しいといえるでしょう。大腸粘膜は再生力が高く、所見が消失する前に早めに検査を受けることが必要です。

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックは、内視鏡専門医が複数名在籍しています。経験豊富な医師による大腸カメラは正確なデータを取得できるほか、穿孔などのリスクを極力回避しながら検査を行います。また、北千住駅西口より徒歩2分とアクセスも良好なため、なるべく早く検査を受けたい、症状が出ているからあまり歩きたくないという方でも検査を受けに行きやすいでしょう。虚血性大腸炎が疑わしいので検査を検討しているという方はぜひ当院へ一度ご相談ください。

 

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