直腸がんの進行速度や進行過程、症状を詳しく解説

「直腸がんになったらどうしよう…」と不安を感じていませんか?

直腸がんの特徴は自覚症状が少なく、ある程度進行してからようやく症状が現れるため

気づいた時にはがんが進行してしまっていることが多いです。

また、便秘や下痢、腹痛など、身近な症状であるために受診が遅れるというケースも少なくありません。

直腸がんは、日本では男女ともに最も多いがんの一つで、年間約10万人が罹患しています。早期に発見すれば治療の成功率が高くなりますが、進行すると重篤な合併症や死亡のリスクが高まります。したがって、自覚症状がない段階で大腸内視鏡検査を定期的に受けることをおすすめします。

また、少しでも気になる症状がある場合は、後回しにせずすぐに医療機関を受診しましょう。

今回は、直腸がんの進行速度や進行過程、症状について詳しく解説します。この記事を読むと、直腸がんについての理解が深まり、早期の受診につながることで負担が少ない治療により完治が望めたり、将来の予防につなげることもできます。

なお、大腸内視鏡検査を受けるなら、秋葉原駅から徒歩1分の秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックへお越しください。当院は、胃カメラ・大腸カメラ・肛門外科の専門クリニックで、内視鏡専門医がすべての診察・検査を担当しています。

平日に加えて土曜日と日曜日午前の診療・検査も行っていますので、平日お忙しい方やすぐに診察を受けたい方はお気軽にご相談ください。ご予約はWEBで24時間承っておりますので、少しでも気になる症状がある場合はすぐにご予約いただけます。

    直腸がんとは

    大腸は食物の通り道で、食道・胃・十二指腸・小腸に続く臓器です。

    大腸は、結腸・直腸に分かれ、大腸の一部である直腸に発生した悪性腫瘍のことを直腸がんといいます。

    腺腫(せんしゅ)という良性のポリープが大きくなる過程でがん化して発生するものと、粘膜の正常な細胞が直接がん細胞に変化して発生するものがあります。

    日本人ではS状結腸と直腸にがんができやすいといわれています。

    直腸がんを含む大腸がんは、植物性脂肪の摂りすぎなど食生活の欧米化に伴い近年増加傾向のあるがんの一つです。なかでも直腸がんは日本人に多く、大腸がんのうち約40%を占めています。

     

    直腸がんが進行するとどうなるのか

    早期の段階ではほとんど自覚症状を起こしませんが、がんが進行すると症状が出ることが多くなります。

    自覚できる代表的な症状として、便に血が混じることや、腸が狭くなることにより便秘と下痢を交互に繰り返すことがあります。

    また、病変部位からの出血により、貧血が進行することもあります。貧血が進行すると、動悸や動いている時の疲労感、顔色が悪いといった症状が現れることがあります。

    さらに進行して、腸管が閉塞して腸の蠕動運動が停止した腸閉塞(レイウス)になると、腹痛、吐き気や嘔吐、満腹感などの強い症状が現れます。

    腸閉塞や血行が障害を受けた場合には、緊急手術が必要になることもあります。

    便に血が混じる、血が付着するなどの症状は、痔などの良性の病気でも起こることがあるため放置してしまいがちです。しかし、がんの場合、そのまま放置してしまうとがんが進行してしまいます。

    直腸がんは早期発見すれば治癒可能な病気ですので、このような症状がある場合は、すみやかに医療機関を受診して検査を受けましょう。

     

    直腸がんの進行速度はどれくらいか

    直腸がんの進行速度は、腫瘍の種類や性質、個人差や環境などによって異なりますが、一般的には数ヶ月から数年かけてステージが進行すると考えられています。

    直腸がんは進行が遅く比較的ゆっくりと進行するため、手術を中心とした適切な治療を行えば治る可能性の高いがんと言われています。

    そのため、早期に発見して適切な治療を受けることが非常に大切です。しかし、がんが進行し離れた部位に転移すると完治が困難となります。

    治療方針を決める上で、がんがどれくらい進行しているかを精密検査で調べ、正しく把握することは大変重要です。

    がんの進行度を把握するためのポイントは以下の3つです。

    1. 大腸の壁にどれだけ深くまで広がっているか

    直腸がんは、大腸の内側の表面にある粘膜に発生します。

    はじめのうちは粘膜の表面にとどまっていますが、がんが進行し大きくなるにつれて、大腸の壁の奥深くへと食い込むように広がっていきます。

    徐々に大腸の壁に食い込んでいき、破壊しながら大きくなっていく状態を「浸潤」といいます。

    大腸の壁のどのあたりまで入り込んで広がっているかということが、進行度を判断するひとつの基準となります。この基準は深達度(しんたつど)と呼ばれています。

    2. リンパ節へがんが転移しているか

    リンパ液が通る管を、リンパ節と呼びます。

    このリンパ管同士がつながっているリンパ節や血管に、がん細胞が入り込み転移することがあります。

    リンパ節のがん細胞はリンパ液によって運ばれ、さらに離れたリンパ節へと転移していきます。

    3. ほかの臓器へがんが転移しているか

    直腸がんは、肺や肝臓、腹膜などに転移することがあります。

    これら3つの状態により、がんの進行度を表す病期「ステージ」が決定されます。

    直腸がんの病期(ステージ)分類

    がんの進行の程度を示すステージは、直腸がんの場合以下の0期〜Ⅳ期の5段階で定められており、数が多くなるほどがんが進行していることを示します。

    • ステージ0:がんが粘膜内にとどまってい状態
    • ステージⅠ:がんが大腸の壁にとどまり、リンパ節転移がない状態
    • ステージⅡ:がんが大腸の壁の外に浸潤し、かつリンパ節転移がない状態
    • ステージⅢ:深達度に関係なく、リンパ節に転移がある状態
    • ステージⅣ:肝臓や肺などへの血行性転移または腹膜播種(腹腔にがんが散らばること)がある状態

    リンパ節への転移は、手術でリンパ節を取り除くことである程度は直すことができますが、ステージⅣの肝臓や肺、腹膜へ転移した場合には手術で治すことは難しくなります。

     

    直腸がんの検査方法

    直腸がんを含む大腸がんが疑われ得る場合は、がんかどうかを確定するため、粘膜の状態を直接詳細に観察できる大腸内視鏡検査を行います。

    大腸内視鏡検査は、下剤を内服して大腸の中をきれいにした状態で肛門からカメラを挿入してすべての大腸粘膜を観察する検査です。

    検査で大腸がんを疑う病変が見つかった際には、内視鏡で組織の一部を採取し病理検査でがんかどうかを顕微鏡で確認し、診断を確定することが可能です。

    検査の結果、直腸がんの診断が確定した後は、治療の方法を相談するために全身の検査と必要に応じて局所の詳細な検査を行います。

    がんのある正確な部位や広がり、進行具合を調べるために、CT検査やMRI検査などの画像検査や腫瘍マーカーの測定を行います。

     

    秋葉原周辺で直腸がんの検査を行うなら

    今回は、直腸がんの症状や病気の進行過程、検査方法について詳しく解説しました。

    直腸がんは、早期に発見できれば高い確率での治療が期待できます。

    そのため、定期的に大腸内視鏡検査を受け、小さな異常をできるだけ早く見つけることが大切です。特に40歳を過ぎると発症率が高まるため、年に1回検査を受けるようにしましょう。

    また、便秘や下痢、腹痛など、身近な症状であるためにこのくらい大丈夫だろうと放置してしまうと、がんだった場合病気が進行してしまいます。

    直腸がんは特に自覚症状が現れにくいため、少しでも気になる症状がある場合は、秋葉原駅から徒歩1分に位置する秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックへお越しください。経験豊富な内視鏡医師が診療・検査を行うため、安心してご相談ください。

    当院は内視鏡検査に特化したクリニックで、月間での内視鏡検査数がおよそ500件にのぼります。内視鏡治療後(ポリープ切除後)の合併症に対して、関連の医療機関で24時間365日対応しておりますので、安心して検査を受けていただけます。

    診察・検査は平日に加えて土曜日・日曜日も行っていますので、ご都合の良い日を選んでお越しください。

    当院の外来診療の予約は、WEBで24時間受け付けているため、来院から検査までの流れもスムーズに行うことが可能です。院内での待ち時間削減にもつながりますので、ぜひご予約の上、お越しください。

      電話でのご予約も9〜17時で承っています(両院共通)。

      施設紹介

      東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院 >>

      ホームページ https://www.senju-ge.jp/

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      ※祝日のみ休診

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      施設紹介

      秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック 千代田区院 >>

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      尚視会での内視鏡検査・診察は24時間予約を承っています。

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