直腸がんの再発率は?再発しやすい時期、再発パターンを完全解説

直腸がん治療の原則は、手術でがん細胞を完全に取り切ることです。しかし、手術をして治療がうまくいったように見えても、目に見えない小さながん細胞が残っている可能性があります。

その小さながん細胞が再び現れたり、別の場所に出現することを「再発」といいます。

この記事では、直腸がんの再発率や再発しやすい時期、再発パターンについて詳しく解説していきます。直腸がんの再発について疑問を感じている方は、ぜひご一読ください。

なお、この記事を解説する秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックは、秋葉原駅から徒歩1分に位置する、胃カメラ・大腸カメラ・肛門外来の専門クリニックです。経験豊富な内視鏡専門医が鎮静剤を使用して検査をおこなうため、楽に検査が受けられることが特徴です。

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直腸がんの再発率は?

大腸がんは発生した場所によって「結腸がん」と「直腸がん」にわけられますが、結腸がんと直腸がんとでは再発率に差があります。

ここでは直腸がんの再発率と再発しやすい時期について、結腸がんとの比較も踏まえて解説していきます。

約10%で再発する

直腸がんの局所再発率(最初のがんと同じ場所、もしくはその近くにがんが再発する確率)は約10%です。結腸がんの局所再発率が1%以下なのに対し、直腸がんの局所再発率は10%と、リスクが高いことがわかっています。

その理由は結腸と直腸の位置関係にあります。

結腸は広い空間に位置しているため視野が広く、手術の際にがんの取り残しが少ないです。一方、直腸は骨盤に覆われており、膀胱や前立腺、子宮、膣に接しています。さらに、排尿や排便、性機能にかかわる自律神経や、肛門括約筋なども直腸の近くにあるため、視野が狭く手術手技が非常に複雑です。そのため難易度が高くなります。

現在、直腸がん手術の80%以上は肛門機能温存手術です。直腸は肛門から約20cm程度までの位置にあるため、排便機能を維持するには切除範囲が限定的にならざるを得ません。その結果として、目に見えない小さながん細胞が残ってしまう可能性があります。

局所再発は何年後に起きやすい?

手術で明らかにがん細胞を取り切れなかった場合、再発はすぐに起こります。しかし、肉眼で完全に取り切れたと判断されても、目に見えない小さながん細胞が残っていることもあります。

直腸がんの局所再発までの期間は約半年から3年と幅があり、平均すると術後1年から1年半後に多いようです。

95%が5年以内に見つかるというデータもある

直腸がんの局所再発のうち、約80%が3年以内、95%以上が術後5年以内に起こります。少なくとも手術後の5年間は定期的に検査をおこなうようにしましょう。

 

直腸がん(大腸がん)の再発パターン

直腸がん(大腸がん)の再発パターンは、主に「局所再発」「遠隔転移」「腹膜播種」の3種類です。
それぞれ詳しく解説していきます。

局所再発

最初のがんと同じ場所、もしくはその近くにがんが再発することを局所再発といいます。

大腸がんの中でも結腸がんの場合は、手術の際に視野が広くがんの取り残しが少ないため、局所再発はあまり起こりません。しかし、直腸がんは手術の視野が狭く難易度が高いため、がん細胞が残って局所再発する可能性があります。

また、骨盤内のリンパ節への転移により、膀胱や子宮などの骨盤臓器に行く血管周囲に再発することもあります。

遠隔転移

大腸に発生したがんが血管やリンパを介して、骨や肝臓、脳など、大腸から離れた臓器に再発することを遠隔転移といいます。

大腸からの血液はまず肝臓へ流れるため、遠隔転移でもっとも多いのは肝臓、次に肺です。この場合、「肝臓がん」や「肺がん」の扱いではなく、大腸から発生したがんとして治療していきます。

腹膜播種

がん細胞が大腸から腸壁を突き破り、腹膜に転移することを腹膜播種といいます。

腹膜は腹部臓器全体を覆っている膜状の組織で、がん細胞が腹膜に転移すると、腹部の様々な部位に散らばるように広がっていきます。

 

再発の早期発見は日々の検査から

直腸がんの再発は、95%以上が術後5年以内に起こります。そのため、少なくとも術後5年間は定期的に検査を受けるようにしましょう。

検査の種類にもよりますが、術後3年間は3~6ヶ月に1回、その後5年目までは6ヶ月に1回が目安です。

血便や肛門周辺の痛みなどの自覚症状によって再発が見つかることもありますが、がんが進行し自覚症状が現れる前に、定期的に検査を受けて早めに再発を見つけましょう。

定期的に検査を受けることで、早期に再発を発見できれば、再び手術でがんを取り除ける可能性も高くなります。仮に手術で取り切れないと判断されても、発見が早ければ治療の選択肢は多いです。

当院では経験豊富な内視鏡検査専門医による大腸カメラ検査を実施しており、日頃から連携病院で特殊内視鏡検査や内視鏡治療を行っているため、ほぼすべての消化器疾患に対応が可能です。

クリニックでは治療の困難な症例に関しては、当グループの関連医療機関にて安全に治療を提供しております。

また、鎮静剤を利用して検査をおこなうので、苦痛のない検査が受けられます。今までに大腸内視鏡検査で苦しい経験をされた方は、ぜひ当院までご相談ください。

 

まとめ

この記事では直腸がんの再発率や再発しやすい時期、再発パターンについて解説しました。

直腸がんは約10%で再発し、95%以上は術後5年以内に見つかります。再発を早期に発見するためにも、少なくとも術後5年間は定期的に検査を受けるようにしましょう。

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックは、秋葉原駅より徒歩1分という公共交通機関で通院しやすい立地にあり、平日だけでなく土曜日・日曜日も内視鏡検査が可能です。

経験豊富な内視鏡専門医が鎮静剤を利用して検査をおこなうため、苦痛のない検査が受けられます。

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