潰瘍性大腸炎に女性がなったら?妊娠・出産への影響と検査方法を解説

「下痢や血便が続く」
「腹痛や発熱がある」

そんな症状が続く場合には、それはただの胃腸炎や食中毒ではなく、潰瘍性大腸炎による腸の炎症が原因の可能性があります。

潰瘍性大腸炎は、腸の粘膜に潰瘍ができる難病です。この病気は男女ともに発症する可能性がありますが、女性には特に注意してほしいことがあります。

この記事では、潰瘍性大腸炎の症状や合併症、検査方法、妊娠出産への影響などについて、特に女性に知っておいてほしいことを詳しく解説します。

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックは、北千住駅から徒歩2分の距離にあり、潰瘍性大腸炎にも詳しく、年間1万件を超える内視鏡検査を行っている内視鏡専門医が診察を行っています。

大腸カメラは、潰瘍性大腸炎の診断や治療方針決定に欠かせない検査です。

また、定期的に行うことで治療効果や合併症(特に大腸がん)の有無もチェックできます。

下痢や血便などの不安な症状がある場合は、当院にお早めにご相談ください。

お仕事などでお忙しい方が、受診の機会を先送りにしてしまわないよう、24時間いつでもWEB予約ができるようになっております。

心配な症状がある方や、潰瘍性大腸炎の妊娠出産についてご相談したい方は、お気軽にご予約下さい。

潰瘍性大腸炎とはどのような病気か

潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜に慢性的な炎症や潰瘍ができる原因不明の病気です。

この病気は厚生労働省の指定難病になっており、薬を必要とするものの、寿命には影響しないとされています。

若年者から高齢者まで幅広い年代で発症する可能性があり、特に女性では25〜29歳が発症年齢のピークとされています。

潰瘍性大腸炎の合併症には、腸管内合併症と、腸管外合併症があります。腸管内合併症とは、潰瘍性大腸炎の影響が腸内に限られることで起こる合併症で、出血や巨大結腸、狭窄や穿孔、癌などが代表的な例です。

腸管外合併症とは、潰瘍性大腸炎の影響が腸以外の部位に及ぶことで起こる合併症です。口や目、関節や皮膚、肝臓や血管などに炎症や障害が生じることがあります。

潰瘍性大腸炎は、炎症が起きて症状が強く現れる活動期と、症状が現れない寛解期を繰り返す病気です。

活動期とは、腹痛や下痢、血便などの潰瘍大腸炎の症状が強く出る時期のことです。この時期はステロイドなどの薬を使用して、炎症を抑えることが大切です。

もし、活動期に病状をコントロールできずに重症化すると、大量出血や大腸穿孔などの合併症を引き起こすことがあります。

寛解期とは、腹痛や下痢、血便などがなくなり、症状が治まっている時期のことです。大腸内視鏡検査では、粘膜の炎症所見が改善されている状態です。

活動期への移行を予防するためには、寛解期でも免疫調整薬などの薬物治療を継続し、定期的に検査を受けることが大切です。

潰瘍性大腸炎は、自分の体の変化に注意し、症状が悪化したら早めに医師に相談することが重要です。適切な治療を受けて症状をコントロールできれば、健康な方とほとんど変わらない生活を送ることが可能です。

 

潰瘍性大腸炎に女性がかかった場合、妊娠・出産に影響するか

潰瘍性大腸炎にかかった女性でも、一般女性との妊娠率には差がないと報告されており、同じように正常分娩で健康な赤ちゃんを出産しています。このように、基本的には妊娠・出産に影響はありません。

例えば、全大腸摘出術などのお腹の手術を受けた女性では、卵管などに癒着が生じることがあり、自然妊娠率が下がる事が報告されています。そうであっても、人工授精などの治療をすれば妊娠することは不可能ではありません。

また、自覚症状があるほど活動期(発作期)である場合は、流産や早産のリスクが高まることがあります。そのため、妊娠を希望する場合は、寛解期になってから挑戦することが望ましいです。

稀ですが活動期の妊娠により潰瘍性大腸炎の症状が悪化することもあります。

そのため、妊娠を希望する場合や妊娠中の場合は、主治医や産科医と相談しながら治療を進める必要があります。

妊娠・出産・子育ては女性にとって大きな喜びですが、同時に大きな負担でもあります。潰瘍性大腸炎の女性は、自分の体調と向き合いながら、医師や家族と協力して、安心して妊娠・出産・子育てを楽しめるようにしましょう。

 

潰瘍性大腸炎の検査方法

潰瘍性大腸炎の診断には、以下のような検査方法があります。

血液検査

血液検査では、貧血や炎症反応などを調べます。

貧血は、出血や栄養不足によって赤血球の量が減ることで起こります。貧血の症状としては、倦怠感や動悸などを引き起こします。

炎症反応は、白血球やCRPなどの数値で測定されます。炎症反応は、腸の炎症の程度を示す指標です。

便検査

便検査では、便に血液や粘液が混じっているか、細菌やウイルスなどの感染がないかを調べます。便に血液や粘液が混じっている場合は、粘膜に出血や分泌物があることを示します。細菌やウイルスなどの感染は、腸内細菌叢の乱れや免疫系の低下によって起こることがあります。

また、便中のカルプロテクチンという物質の量を測定することで、腸の炎症の程度を判断することもできます。カルプロテクチンは、白血球から分泌されるタンパク質で、粘膜に炎症があると便中に排出されます。

大腸カメラ検査

大腸カメラ検査は、肛門から細い管(スコープ)を入れて、大腸の内部を直接観察する検査です。この検査では、粘膜に潰瘍や出血があるか、炎症の範囲や程度がどのくらいかをカメラを通じて確認できます。

また、粘膜の一部を採取して、顕微鏡で細胞や組織の変化を調べることもできます。これを生検と呼びます。生検では、非特異的な炎症性細胞浸潤(白血球が細胞にたくさん入り込んで自分の身体を攻撃している所見)や陰窩膿瘍(大腸の粘膜を粘膜を出して保護している陰窩に白血球や細菌が炎症を起こして詰まり膿瘍になって所見)など、潰瘍性大腸炎の特徴的な変化が見られます。

このように大腸カメラ検査は、潰瘍性大腸炎の診断や治療効果の判定に重要な役割を果たします。

しかし、肛門からスコープを入れることに抵抗がある方もいるでしょう。特に女性であれば、できれば女性医師に診察や検査をしてほしいと思う方もいるかもしれません。

そんな方のために、当院では毎週火曜日に女性医師による検査日を設けていますので、検査に抵抗があって受診をためらっている方は、ぜひご利用ください。

CT検査

CT検査では、X線を使って大腸の断面像を撮影します。

潰瘍性大腸炎の確定診断は、CT検査だけではできませんが、重症度の判定に役立ちます。

CT検査では、潰瘍性大腸炎の所見として、腸壁の肥厚や狭窄などが見られる場合があります。

 

足立区で潰瘍性大腸炎の専門医を探すなら

潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に潰瘍ができる難病です。下痢や血便などの症状が出たり、消えたりを繰り返します。女性にとっては、妊娠や出産にも影響がある可能性があります。この記事では、潰瘍性大腸炎の特徴、検査方法、治療法などについて解説しました。

潰瘍性大腸炎は完治することはありませんが、適切な治療を受けることで寿命に影響することはありません。

しかし、治療を怠ったり、合併症が重篤化したりすると、生命に危険が及ぶこともあります。そのため、早期発見・早期治療が重要です。自分の体調と向き合いながら、医師や家族と協力して、安心して生活できるようにしましょう。

潰瘍性大腸炎の治療には、消化器内科や消化器外科の専門医に相談することが必要です。

足立区で唯一の消化器専門クリニックである東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックでは、年間1万件を超える内視鏡検査を行っている内視鏡専門医が在籍しており、一般的な消化器疾患はもちろん、潰瘍性大腸炎の診断や治療にも最新の機器と技術と知識を用いて対応しています。

また、女性医師による検査日を毎週火曜日に設けておりますので、検査に抵抗がある方も安心して検査を受けていただけます。

当院では、24時間WEB予約やLINEかんたん予約も受け付けております。

9時~17時の時間であれば、お電話での予約も可能です。

足立区で潰瘍性大腸炎の専門医を探している方は、ぜひ当院にご相談ください。

電話でのご予約も9〜17時で承っています。

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