アニサキスの症状は?予防方法や治療方法も併せて解説

生魚や加熱不十分な魚介類を喫食することで起こるアニサキスは、アニサキスの寄生する部位によって起こり得る症状が異なります。駆虫薬もないため、アニサキスを取り除くことが症状改善に向けた有効な方法です。アニサキスが寄生している可能性があるため検査を受けたいという方は東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック足立区院をご活用ください。

経験豊富な内視鏡医専門医による検査でアニサキスを発見し次第取り除きます。検査は土日も可能であり、予約も24時間WEBやLINEから行えます。

 

アニサキスによる食中毒はなぜ起こるのか?

アニサキスによる食中毒はアニサキスが寄生することで起こります。アニサキスとは長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいの白い寄生虫です。サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類の内臓に寄生しています。そのため、内臓を食べなければ問題ないと思われるかもしれません。しかし、魚が死亡すると、内臓から筋肉に移動してくるため、刺身などの生魚にアニサキスが寄生していることがあります。アニサキスが寄生している魚を食べた結果、アニサキスが体内に入り込み、さまざまな症状が出現するのです。アニサキスは主に自家製など冷凍処理されていないシメサバによる発症が多く報告されています。

 

アニサキスの症状

アニサキスは寄生する部位によって症状が異なる点が特徴です。寄生した部位別の症状は次の通りです。

胃アニサキス症の場合

アニサキスを含む魚を食べたあと数時間後から十数時間後に発症するもので、アニサキスを発症する方に最も多い事例で発症頻度は95%程度です。主な症状は激しい上腹部痛、嘔気、嘔吐です。ごく稀に無症候の事例もあります。

腸アニサキス症の場合

アニサキスを含む魚を食べたあと十数時間後から数日後に発症するもので、主な症状は腹痛、嘔気、嘔吐です。また、状態が進行すると腸閉塞や腸穿孔を併発することもあります。発症頻度は4%程度です。

消化管外アニサキス症の場合

ごくまれな症例ではありますがアニサキスが腸管を突き破り消化管外へ寄生します。主に大網、腸間膜、腹壁皮下、膵臓、卵巣、鼠径ヘルニア囊、鼠径部皮下腫瘤、右大腿などに移行することが多く寄生する部位で症状が異なりますが、どの部位にも共通して痛みは起こります。ただし胃アニサキスや腸アニサキスと比較すると症例は非常に少なく、発症頻度は0.45%程度です。

アニサキスアレルギーの場合

魚介類を生で食べた後にアレルギー症状が出た場合には、アニサキスアレルギーの可能性もあります。症状は、通常のアレルギーと同様で主症状は蕁麻疹です。その他、血圧降下や呼吸不全、意識消失といった症状の報告もあります。

 

アニサキスの予防方法

アニサキスを予防するためには、魚介類の生食を避けることが必要です。アニサキスは高温に強いため60℃で1分間加熱すれば死滅します。そのため、十分に加熱をすればアニサキスを予防できるでしょう。もしも、魚介類を生食したいという場合には、-20℃で24時間以上の処置をすればアニサキスが死滅するため生食が可能です。

また、魚を切り身ではなく1匹まるまる購入した場合には内臓を素早く取り除き、アニサキスが身に移行しないように対策が必要です。

さらに、アニサキスは目視で確認できる大きさです。調理中に白い細いものを見つけたら取り除いておきましょう。

 

アニサキスの治療方法

アニサキスは効果的な駆除薬がないこと、胃液や腸液で死滅しないことから、アニサキスを体外に追い出さなければ治癒しません。胃アニサキス症の場合には、胃内視鏡検査中にアニサキスを発見できれば鉗子でそのまま取り除きます。腸アニサキス症は基本的に内服薬を用いた対症療法が用いられます。腸アニサキス症が重症化した場合や消化管外アニサキス症の場合には、外科的な処置が必要なケースもあります。アニサキスアレルギーの場合は抗アレルギー薬を服用して症状を和らげるのが主な治療方法です。

 

まとめ

アニサキスは寄生する部位によってさまざまな症状が起こります。アニサキスの症状はアニサキス以外でも起こり得るため、自分で判断をすることは難しいでしょう。

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック足立区院では、胃アニサキス症の検査が受けられます。当院の胃カメラの経験豊富な内視鏡専門医が担当しているため、確実な検査結果を得られるうえに、アニサキスを発見した場合には鉗子で取り除いてくれます。また、アニサキスの症状で苦しんでいる方の苦痛をできるだけ和らげられるように静脈注射による鎮静も行っています。アニサキスの可能性がある、アニサキスの症状が出ていて検査を受けたいという方は、当院へぜひ一度ご相談ください。

電話でのご予約も9〜17時で承っています。

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