大腸癌のステージ別症状とは?余命や検査方法について解説!

大腸癌は女性のがんの死亡原因第1位です。その理由は見落とされがちな症状が多く、自分で気づきにくい病気であるからと言われています。自分で把握できるほどの症状が出てきた時にはがんの進行が進んでおり、治療が困難になっていることも多いです。

しかし、大腸癌は初期のステージであれば、内視鏡検査で早期発見・早期治療ができ、ステージ1の5年生存率は92.3% と高い数値を誇っています。

この記事を参考に大腸がんのステージの特徴や症状を把握し、「これは大腸がんかも…」と引っかかる場合は、我慢せず専門家に相談しましょう。

秋葉原駅徒歩1分にある、秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック千代田区院では大腸カメラの検査を用いて直腸がんの早期発見に努めています。24時間いつでもWEB予約が可能ですので、気になる症状がある方は検査を受けてみてくださいね。

    大腸がんにはステージ・余命について

    大腸がんのステージは、がんが大腸壁へ到達している深さ(T因子)、リンパ節への転移の有無(N因子)、他の臓器への転移の有無(M因子)の3つの因子で決定します。

    0〜4までの5段階のステージがあり、各ステージの状態は以下の通りです。

    • ステージ0は、がんが大腸の最も内側の粘膜にとどまっている状態。
    • ステージ1は、がんが粘膜を超えて固有筋層という筋肉の層にとどまっている状態。
    • ステージ2は、固有筋層を超えてがんが周囲に広がっている状態。
    • ステージ3は、がんの到達の深さが関係なく、リンパ節に転移している状態。
    • ステージ4は、肺や肝臓、腹膜などの他の離れた臓器に転移している状態。

    また、各ステージの5年純生存率は、以下の表の通りです。

    ステージ0

    ステージ1

    ステージ2

    ステージ3

    ステージ4

    集計せず

    92.3%

    85.5%

    75.5%

    18.3%

    出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計

    ステージ1であれば90%以上の生存率ですが、大腸癌はステージ4まで進行してしまうと、生存率が18.3%と大きく減少しています。

    大腸がんによって引き起こされる症状は、腹痛・便秘・下痢・血便・食欲低下・便が細くなる・残便感・お腹が張るなどのお腹や排泄に関する症状です。末期になると、腸管からの出血とそれに伴う貧血・腹膜播種・腸閉塞・他臓器への転移などを引き起こし、生存率も低くなっています。

    大腸がんは初期の症状が軽くみられがちなため、本人が症状を把握できていても医療機関にかからず発見が遅れる場合が多いです。大腸がんが進行し、転移した後のがんが先に見つかる場合もあります。

    日々の生活が忙しいと、上記のような症状でも病院に行こうとはなかなか思えないかもしれません。しかし、早期発見・早期治療ができれば生存率が高く、内視鏡での治療が可能です。症状を観察し、長期間症状が続くのであれば受診を検討してみてください。

     

    大腸がんの進行度合いを把握するポイント

    大腸がんがどのくらい進んでいるかも気になりますよね。

    進行度合いを把握するポイントは主に3つです。

    • 大腸の壁にどれほど入り込んでいるか
    • リンパ節への転移があるか
    • 他の臓器への転移があるか

    大腸がんは、なかなか症状が出にくいからこそ、これから述べる少しの違和感や気になる症状があれば、早めにクリニックへの受診をご検討くださいね。

    大腸の壁にどれほど入り込んでいるか

    一つ目のポイントは、大腸の壁にどれだけ入り込んでいるかで進行度合いを把握します。こちらは主にT因子を構成する要素です。

    大腸がんは大腸の壁の内側にある粘膜から発生し、徐々に粘膜から大腸の壁に入り込む「腺がん」で、粘膜下層、固有筋層へと広がっていきます。

    大腸の壁は、内側から、粘膜・粘膜筋板・粘膜下層・固有筋層・漿膜下層・漿膜です。がんが粘膜内、固有筋層内、固有筋層外にあるかどうかでステージ0〜2を判断しています。

    また、粘膜下層にとどまっている状態を「早期(大腸)がん」、それよりも深い層に達している状態を「進行(大腸)がん」といいます。

    リンパ節への転移があるか

    二つ目のポイントは、リンパ節への転移があるかどうかです。こちらはN因子に影響を及ぼします。

    大腸には大腸に栄養を供給する血管(支配動脈)があります。そして、ほとんどの血管には血管に沿ってリンパ節が存在しています。大腸がんは近くのリンパ節に転移をするがんであるため、リンパ節への転移の有無でステージを分けているのです。いくつのリンパ節に転移したかどうかでもN因子が変化します。

    リンパ節転移の有無はCTやMRIなどの画像から予測しますが、最終的には手術で切除したリンパ節を顕微鏡で検査する病理検査を行って確定診断となります。

    他の臓器への転移があるか

    三つ目のポイントは、他の臓器への転移があるかどうかです。こちらはM因子に影響します。離れた臓器に転移した数や、腹膜播種の有無によりM因子が変化します。

    大腸の内側の粘膜でできたがんが粘膜下層に達すると、リンパ節や血管を通して、他の臓器に転移しはじめます。がんが血管を通って広がる経路を「血行性転移」、リンパ管を通って広がる経路を「リンパ行性転移」と呼びます。

    また、大腸の壁を突き破ったがんが、進行すると、腹膜(お腹の主な臓器を覆う膜)に転移する「腹膜転移(腹膜播種)」をおこすこともあります。

     

    大腸がんの検査方法

    大腸癌の検査方法は便潜血検査、大腸内視鏡検査、大腸CT検査などがあります。それぞれみていきましょう。

    便潜血検査は、便の中に血液が混ざっていないかを調べる方法です。排泄した便で検査をするので、痛みを伴うことがありません。

    大腸の状態が通常であれば、便に血液は混ざりません。しかし、がんなどで病変がある場合はそこから出血している可能性があります。そのため、便潜血検査ががんの検査方法の一つになっているのです。健康診断などで陽性が1度でも出た場合は、たまたまだとは思わずに、受診をして診察を受けるようにしてくださいね。

    大腸内視鏡検査は、肛門から内視鏡を挿入し、医師がモニターで大腸の内部を直接観察しながら、がんの有無を調べる方法です。良性の腫瘍であるポリープや、小さな腫瘍の場合は、内視鏡検査中に切除することもできます。

    内視鏡検査でがんとみられるものが見つかった場合は、採取して病理診断を行い、必要であれば再度内視鏡の検査を行います。

    大腸CT検査は、大腸に炭酸ガスを注入し腸管を膨らませて検査をします。腸管を膨らませることで、内視鏡よりも少ない量の下剤で検査が可能になります。内視鏡のように検査器具を体内に入れる必要がないため、検査時の苦痛が少ないと言われているほか、腹部の手術などの経歴があり、腹膜癒着がある方向けの検査方法となっています。

    目には見えない血液が便に含まれているかどうかを判断する便潜血検査と、大腸の内部を医師が目で直接観察をする大腸内視鏡検査を組み合わせて受けることで、発見漏れによるがんの進行をほぼ抑えることができると言われています。

     

    大腸内視鏡検査で大腸がんを早期発見しよう

    大腸がんのステージ判別は、

    • 大腸の壁にどれほど入り込んでいるか
    • リンパ節への転移があるか
    • 他の臓器への転移があるか

    の3つを用いて行われてました。

    大腸がんの初期症状は、重要な症状であると把握しづらく、症状から大腸がんを自分で発見することは難しいです。また、生存率もステージ1であれば90%以上ですが、ステージ4まで進行してしまうと、生存率が18.3%と大きく減少していました。

    進行すると、血便・腹痛・下痢・便秘などの症状が現れ、末期になると、腸管からの出血やそれに伴う貧血・腹膜播種・腸閉塞・他臓器への転移などを引き起こすことがあります。

    早期発見ができれば、治療が可能で生存率も高いため、気になる症状がある場合は、当クリニックの大腸検査をご利用ください。

    秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック千代田区院では経験と知識が豊富な内視鏡検査専門医が大腸検査を実施しています。最新の内視鏡システムと鎮静剤を用いて検査を行っているので、これまでの検査よりも短時間で病変を発見でき、苦痛の軽減を実現しております。

    下剤を飲んだ経験がなかったり、遠方からの来院の場合は便意が気になったりするかたもいらっしゃるのではないでしょうか。そのような下剤を飲んだ後の体調の変化が不安な方には、下剤を飲むための完全個室スペースを複数用意しておりますので、安心して検査の前処理をしていただけます。

    検査後も、リカバリースペースを完備しているため、鎮痛剤の効果が切れるまでゆっくりお休みいただけるほか、秋葉原駅からも近いため、安心してご帰宅いただけます。

    また、当グループ院の大腸内視鏡検査数は月500件以上あり、土曜日・日曜日でも平日と同様、内視鏡検査専門医が大腸検査を実施しています。平日都合がつかない場合でも、安心して検査を受けていただけます。

    当院では、24時間WEBとLINEで予約を受け付けていますので、気になる症状がある方は一度相談をしてみてください。

      電話でのご予約も9〜17時で承っています。

      施設紹介

      東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院 >>

      ホームページ https://www.senju-ge.jp/

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      住所 東京都足立区千住3-74 第2白亜ビル1階

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      ※予約検査のみ
      ※祝日のみ休診

      アクセス

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      施設紹介

      秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック 千代田区院 >>

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      尚視会での内視鏡検査・診察は24時間予約を承っています。

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