30代女性が気をつけたい食道がんのリスクと早期発見の方法とは？症状や治療法も詳しく解説

食道がんは、食道の粘膜にできる悪性腫瘍のことです。食道がんは、日本では男性に多く見られるがんで、女性に比べて約4倍の発症率があります。

食道がんは、早期に発見すれば治療の成功率が高いですが、進行すると重篤な症状や転移を引き起こし、生命に危険を及ぼします。

そこで、この記事では、30代女性の食道がんのリスクと早期発見の方法について解説します。

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック（千代田区院）は、食道がんの知識や経験が豊富な内視鏡専門医が、最新の機器を使った検査・治療を提供しています。

また、お忙しい方が受診の機会を先送りにしてしまわないように、土日でも受診ができる体制をとっております。

24時間WEB予約も可能なので、いつでもご予約・受診していただけます。

もし、あなたが食道がんかもしれないと不安に思っているなら、当院にお気軽にご相談ください。

千代田区院・24時間WEB予約

30代の女性で食道がんになる人は多いのか

食道がん自体は、がんの中であまり多いがんではありません。ただし、喫煙本数や飲酒が多い方だと60歳以上で発症が増えてきます。

2019年の統計では、男性で約1万8000人、女性で約4000人の新規患者数が報告されています。つまり、男女比は約8:2となっており、女性よりも男性の方が食道がんになるリスクが高いことがわかります。

また、年代別では、70代以上で発症する人が最も多くなっており、60代でも高い水準を示しています。

20代までで発症することはほぼなく、30代から少しずつ発生し、70代のピークに達するまで上昇しています。30代ですと、全体の件数のうち1%ほどになります。

また、近年では喫煙や飲酒などの生活習慣や肥満などの体質的な要因が関係し、若年層の食道がん患者も増えている傾向にあります。

30代をはじめ、若くして食道がんになる要因は

食道がんになる要因としては、主に以下のようなものが挙げられます。

この中でも特に注意したいのは喫煙と飲酒です。喫煙や飲酒をすると、口から胃までの消化管に発ガン物質や刺激物質が入り込みます。特にアルコールを摂取すると、体内でアセトアルデヒドという発がん物質が生成されます。これらの物質は、食道の粘膜を傷つけてがん化を促進します。

喫煙や飲酒は、食道がんだけでなく、口腔がんや咽頭がんなどの上部消化管がんのリスクを高めます。実際に、喫煙者は非喫煙者に比べて食道がんの発症率が約3倍、飲酒者は非飲酒者に比べて約2倍高いと言われています。

また、過度な肥満も食道がんのリスクを高めます。肥満によって胃酸の逆流が起こりやすくなり、食道の粘膜に炎症を引き起こします。これが長期間続くと、食道の粘膜が変化してバレット食道という状態になります。バレット食道は、食道がんの前癌病変とされており、そのまま放置するとがん化する可能性があります。

もちろん、喫煙や飲酒をしない人や肥満でない人でも食道がんになる可能性はあります。過敏性食道炎やバレット食道などの他の疾患や遺伝的要因も影響します。

また、加齢によっても食道の粘膜は弱くなります。そのため、統計的に男性に比べて飲酒や喫煙の機会が少ない女性であっても、食道がんになる可能性があります。

生活習慣が食道がんに影響するので、「まだ30代だから…」と油断せず、30代だからこそ生活習慣への意識をもつことが重要です。

食道がんの初期症状について

食道がんになってしまった場合、どのような症状が現れるでしょうか。

残念ながら、食道がんは初期にはほとんど症状がありません。そのため、気づかずに進行してしまうことが多くあります。一方で、がんが進行すると以下のような症状が表れます。

これらの症状は他の消化器系の病気とも重なることがあります。しかし、これらの症状が長く続く場合は、食道がんの可能性もあります。30代でも上記のような症状が現れている場合には、1%に該当する可能性があるため、早めに医師に相談しましょう。

食道がんにかかった場合の生存率は

食道がんの生存率は、がんの進行度や治療効果によって大きく変わります。

一般的には、早期に発見された食道がんは5年生存率が75%以上と高いです。

しかし、転移や浸潤があるような進行した食道がんは5年生存率が20%以下と低くなります。特に、リンパ節や肺・肝臓・骨・脳などに転移してしまった場合は、治癒の見込みはほとんどありません。これは、食道がんは初期には無症候性であることや、食道はリンパ管や血管が多く通っていることなどが原因です。

したがって、食道がんの早期発見は非常に重要です。早期発見するには、定期的な内視鏡検査（胃カメラ検査）を受けることが必要です。内視鏡検査では、カメラ付きの細い管（内視鏡）を口から食道に挿入し、食道の粘膜の様子を直接観察します。内視鏡検査では、レントゲンでは見えないような微小な変化も見逃しません。

当院では、オリンパス社の最新機種「EVIS X1」を使用しています。この内視鏡は、「NBI（ナローバンドイメージング）」という技術を備えており、白色光では見えないような微小な血管や粘膜の変化も鮮明に映し出します。これにより、消化器癌を早期に発見できる可能性をさらに上げることができます。

当院は、秋葉原駅から徒歩1分の距離にあり、食道や胃・大腸などの消化器内視鏡検査に注力したクリニックです。経験豊富な内視鏡専門医が最新のシステムで検査を行うため、安心して検査を受けていただけます。30代であっても症状が当てはまる場合には、内視鏡検査を受診しましょう。

まとめ

この記事では、30代女性の食道がんのリスクと早期発見の方法について解説しました。食道がんは、男性に多いがんですが、女性でも発症する可能性はあります。30代ではまだ発症のリスクはたかくないですが、喫煙や飲酒などの生活習慣や肥満などの体質的な要因が関係しているので生活への意識を頭の片隅に置いておきましょう。

食道がんは、早期に発見すれば治療の成功率が高いですが、進行すると重篤な症状や転移を引き起こし、生命に危険を及ぼします。そこで、早期発見のために定期的な内視鏡検査（胃カメラ検査）を受けることがおすすめです。

もし、あなたが食道がんかもしれないと不安に思っていたり、健康診断で病気の可能性を指摘されているなら、秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック（千代田区院）にすぐに相談してください。

千代田区院では、無痛で安全な胃カメラ検査を行っています。最新の内視鏡と感染症対策装置を使用しており、食道がんなどの消化器がんの早期発見に効果的です。また、患者さんの不安や痛みを軽減するために、鎮静剤や局所麻酔などの対応も行っているため、安心して検査を受けていただけます。

千代田区院は、秋葉原駅から徒歩1分とアクセスしやすい場所にあります。

お忙しい方が予約しやすいよう、24時間WEB予約やLINEかんたん予約も可能です。

9時～17時の間であれば、電話でのご予約も受け付けています。

食道がんかもしれないと不安に感じている方は、ぜひ当院へご相談ください。

千代田区院・24時間WEB予約

千代田区医院・LINEかんたん予約

電話でのご予約も9〜17時で承っています。