肛門のできものが気になる女性の方へ!考えられる病気や症状について解説

「肛門にできものがある…これって何?」
「肛門の悩みは、恥ずかしくて相談しづらい」

肛門にできものや気になる症状があっても、デリケートな部位のために相談しずらいという方は少なくありません。特に女性は「恥ずかしい」という気持ちから受診が遠のいてしまいがちです。

ですが、肛門のできものや症状には、様々な病気が隠れている場合があります。例えば、出血があって痔と思い込んでいたら、実は大腸がんが進行していたというケースもみられます。

そこで今回は、肛門のできものなどの気になる症状や、考えられる病気、そしてどんな病院に受診すべきかについて、詳しく解説します。この記事を読むと、肛門の症状や病気に対する知識が得られて、適切に病院を受診することができます。

肛門についてお悩みの方は、秋葉原駅から徒歩1分の位置にある秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックにお越しください。当院では、肛門に関する診察から検査、さらに手術までトータルケアを実施しております。また、女性医師による肛門科の診察や内視鏡検査を行っているため、女性の方にも安心してご来院いただけます。さらに、肌の露出を最小限に抑え、プライバシーに配慮した環境で、診察や検査を行っています。肛門のお悩みをお持ちの方は、ぜひ当院にお越しください。

    女性の肛門にできものができた場合、どの診療科を受診すればいいか

    肛門のできものの代表としては痔がありますが、それ以外にも肛門周囲膿瘍、大腸がんなど様々な可能性が考えられます。

    いずれにしても、肛門のできものは消化器の病気が考えられるため、まずは消化器内科を受診しましょう。また患者様の病態によっては、内視鏡検査で大腸内部の状況も観察する場合があるため、内視鏡検査も受けられる病院の受診がおすすめです。

    以下に肛門の病気の一部をご紹介します。

    痔とは、肛門周囲にできる3種類の病気の総称です。「いぼ痔」「切れ痔」「痔ろう」があり、それぞれに特徴があるため「痔の特徴と種類」で詳しく解説いたします。

    肛門周囲膿瘍

    肛門まわりに膿が溜まっている状態で、肛門の内側に細菌が繁殖することで発症するといわれています。

    飲酒などの生活習慣や下痢、また加齢などによって抵抗力が落ちた場合に、肛門周囲膿瘍にかかりやすくなります。

    膿瘍を放置していると、痔のひとつである「痔ろう」の状態に悪化してしまうため、抗生剤の投与や、手術による膿の排出といった治療を行います。

    大腸がん

    肛門も大腸の一部であるため、直腸肛門がんができることもあります。大腸がんができているのに、患者様が痔と認識して放置してしまっている場合があるため注意が必要です。

    大腸がんについては「痔だと思ってたら癌の可能性はあるか」で詳しく説明いたします。

    肛門周囲炎

    肛門周囲炎とは、肛門周囲に炎症が起こっている状態で、皮膚がただれて痛みやかゆみといった症状が起こります。

    原因のひとつは、肛門まわりに便や汗がたまることで、肛門周囲の皮膚が不潔となることです。一方で、トイレのウォシュレットの頻回使用など、肛門周囲の洗いすぎによって、周囲の皮膚が荒れて肛門周囲炎を発症してしまうこともあります。主な治療法は、塗り薬や生活習慣の改善です。

     

    痔の特徴と種類

    痔とは、肛門周囲の病気である「いぼ痔」「切れ痔」「痔ろう」の総称です。痔といっても種類によって特徴が異なるので、ひとつずつ解説いたします。

    いぼ痔

    いぼ痔とは、肛門周囲にできるイボのような形のもので、痔の50%を占めています。

    便秘や下痢などにより、肛門へ長時間の負担がかかり、肛門周囲の血流が滞ることで生じるといわれています。

    軽度の場合は経過観察を行いますが、排便時や歩行中にいぼ痔が肛門外に出てしまい、日常生活でお困りな場合には手術を行います。

    切れ痔

    切れ痔とは、肛門の出口付近の皮膚がさけてしまった状態です。

    いぼ痔よりも痛みが強い患者様が多く、排便コントロールや内服を行っても、疼痛・出血などの症状が続く場合は手術を行います。

    痔ろう

    痔ろうとは、肛門の内側に穴が開いて、肛門周囲の皮膚までトンネルが形成されてしまうことを指します。

    外見的には、肛門近くに別の穴が空いている状態です。トンネルが空いてしまう主な原因は、肛門内側の細菌感染といわれています。1歳以上の痔ろうは基本的に自然治癒はなく、長い期間放っておくと癌化するため手術が必要です。

     

    女性が痔になる要因

    女性は男性と比較して、いぼ痔や切れ痔になりやすいといわれていますが、この理由は女性特有の身体の特徴や生活が影響しています。

    便秘になりやすい

    月経時や妊娠初期に分泌される黄体ホルモンは、便秘に影響を起こします。黄体ホルモンは、水分の排出を抑制し、体内に水分を溜める作用があるため、便の水分が少なく硬くなり、便秘を引き起こしてしまいます。

    便秘になると、肛門周囲の血流が滞ることでいぼ痔になったり、排便時にいきむことで切れ痔になったりします。

    妊娠や出産

    妊娠中は、お腹が大きくなることで、直腸や肛門の血管を圧迫し、血液がうっ滞することでいぼ痔になりやすくなります。また妊娠中は痔がなくても、出産時にいきむことで、急にいぼ痔や切れ痔を発症するケースもあります。

    冷え性

    女性は男性と比較して筋肉量が少なく、脂肪が多い傾向にあります。筋肉は体温を上昇させる役割があるため、女性は冷え性になりやすいという特徴があります。そして身体が冷えていると、全身の血流が滞るため、痔を形成しやすくなってしまいます。

    過度のダイエット

    ダイエットをしすぎて食事の量が減ると、便の量が減り便意が起きにくい身体になってしまいます。また、間違ったダイエット方法を行うと、筋肉量が減ったり腸内環境が崩れてしまうため、便秘となり痔を発症してしまう場合もあります。

     

    痔だと思ってたら癌の可能性はあるか

    「大腸がんを痔だと勘違いして、放置したら進行してしまった」というケースも少なくありません。これは、痔と大腸がんのどちらの症状にも出血があることが理由のひとつです。

    ここでは痔と大腸、それぞれの出血の特徴について解説します。

    痔による出血

    痔になると、排便時にトイレットペーパーに血がつく程度の場合もありますが、便器の水が血で真っ赤に染まるケースもあります。痔を放置しておくと、痛みを伴ったり、悪化して治療が難航することもあるため、気になる症状があるときは病院を受診しましょう。

    大腸がんによる出血

    大腸がんによって出血の症状がみられる場合は、がんがすでに進行している可能性があります。初期の大腸がんでは無症状のケースもあるため、出血があるとき、また便検査で「便潜血の陽性」を診断されたときは、速やかに病院を受診しましょう。

     

    安心して肛門の検査を受けたい方へ

    今回は、肛門のできものについて解説しました。肛門の病気としては痔を連想しがちですが、痔以外にも様々な病気の可能性があります。なかでも大腸がんは、痔と間違いやすい病気のため、出血などの症状を放置すると、大腸がんが進行してしまうリスクがあります。

    肛門にできものがある場合は、まずは内視鏡検査を受けることが重要です。これは、検査を受けることで、痔や肛門周囲膿瘍、大腸がんなど様々な病気を判別することができるからです。

    秋葉原駅から徒歩1分の位置にある秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックでは、内視鏡専門医が診察や検査を実施しております。また、女性医師による肛門科診療や内視鏡検査も行っているため、女性医師をご希望の方は当院にご相談ください。また、プライバシーに配慮し、患者様の肌の露出を最小限にした環境で検査を行っているので、安心してご来院ください。

    当院は、月間の内視鏡検査数が足立区院で1,000件以上、千代田区院でおよそ500件と、毎月多くの患者様にご来院いただいています。もし、内視鏡検査や手術後に合併症が起きた場合でも、関連の医療機関で24時間365日対応しておりますので、ご安心して当院にお越しください。

    当院のご予約は、WEBで24時間承っております。お電話でのご予約では、9~17時に受け付けております。

      電話でのご予約も9〜17時で承っています(両院共通)。

      施設紹介

      東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院 >>

      ホームページ https://www.senju-ge.jp/

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      診療時間
      9:00~12:00
      14:00~17:30

      ※予約検査のみ
      ※祝日のみ休診

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      JR北千住駅西口より徒歩2分、つくばエクスプレス北千住駅より徒歩2分、東京メトロ日比谷線北千住駅より徒歩2分、東京メトロ千代田線北千住駅より徒歩2分、東武伊勢崎線北千住駅より徒歩3分

      施設紹介

      秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック 千代田区院 >>

      ホームページ https://www.akihabara-naishikyo.com/

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      診療時間
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      14:00~17:30

      ※予約検査のみ
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      医療法人社団 哲仁会 井口病院 >>

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      ※1 【整形外科】 火曜の受付を17時00分に終了いたします。
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      アクセス

      JR北千住駅西口より徒歩3分、つくばエクスプレス北千住駅より徒歩3分、東京メトロ日比谷線北千住駅より徒歩3分、東京メトロ千代田線北千住駅より徒歩3分、東武伊勢崎線北千住駅より徒歩4分

      尚視会での内視鏡検査・診察は24時間予約を承っています。

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