【低FODMAP食】ささみと白菜のオイスターソース煮

過敏性腸症候群（IBS）の治療法のひとつに、「高フォドマップ食」を避けて、「低フォドマップ食」を摂取するという食事療法があります。フォドマップとは、小腸で吸収されにくく大腸で発酵しやすい糖質の総称で、「Fermentable（発酵性）」「Oligosaccharides（オリゴ糖 ）」「Disaccharides（二糖類）」「Monosaccharides（単糖類）」「And」「Polyols（ポリオール）」といった単語の頭文字を合わせたものです。こうした4種類の発酵性の糖質を含む食品を控える食事療法を、「低FODMAP（フォドマップ）食」といいます。

今回おすすめの低フォドマップ食としてご紹介するのは、高タンパクで低脂質なヘルシー食材のささみと、冬の寒さで甘みが増した白菜で作る、「ささみと白菜のオイスターソース煮」。タンパク質と野菜を一度にとることができて、片栗粉のとろみで食べやすく、胃腸も温まる一品。ご飯のおかずにも、ヘルシーなお酒のおつまみにもなります。

ささみには筋があるので、下ごしらえの段階で、丁寧に筋を取るのがポイントで、食べたときに口当たりがよくなります。また、そぎ切りにして片栗粉をまぶして火を通すことで、パサつきがちな鶏のささみがしっとり柔らかに仕上がります。

色々と制限の多い「低フォドマップ食」ですが、食材を厳選したり、工夫したりすれば、美味しく作ることができて、無理なく続けられるので、是非お試しください。

≪【低FODMAP食】ささみと白菜のオイスターソース煮≫

【材料】

（2人分）

白菜　３００ｇ
ささみ　４枚
生姜　1片
片栗粉　大さじ1.5
オイスターソース　大さじ１
醤油　ひとまわし
塩　適量
ごま油　適量
水　３００ｍｌ

【作り方】

１　生姜は細切り、白菜は葉と芯を分け、葉ははざく切り、芯は一口大のそぎ切りにする。

２　ささみは筋を取って一口大のそぎ切りにし、塩をまぶしてよくなじませたら、片栗粉をまぶす。

３　ごま油をひいたフライパンで白菜の芯の部分を軽く炒め、水を加えて沸騰したら蓋をして弱火で２分煮てから、葉も加える。

４　葉がややしんなりしたら、肉を加えて混ぜながら中火で火を通し、肉に火が通ったらオイスターソースと醤油と塩を加えて味を調える。

【ポイント】

ささ身には筋があるので、下ごしらえの段階で、丁寧に筋を取るのがポイントです。

そぎ切りにして片栗粉をまぶして火を通すことで、パサつきがちな鶏のささみがしっとり柔らかに仕上がります。

ご飯にかけて丼にするのもおすすめです。