私が内視鏡看護師を目指した理由

こんにちは、内視鏡看護師のNです。内視鏡看護師というと病棟看護師や外来・救急といった部門で働く看護師と比べ少しマイナーな部門ではありますが、内視鏡検査を受けられる患者さんは多くいますので看護の分野でも近年非常に重要な部門の一つとなっていると思います。

内視鏡看護について1年足らずでまだまだこれから覚えていかなければならないことも多いのですが、内視鏡看護を目指す方に向けて私自身の経験も踏まえて様々な角度から内視鏡看護について情報を発信していきたいと思います。

第一回目の今回は、なぜ消化器外科病棟から内視鏡看護へ転職したのかについてお話をしたいと思います。

その一、私の自己紹介

まず初めに自己紹介をしたいと思います。

私は20代後半の看護師で、もともと大学病院付属の看護学校を卒業後に付属大学病院の外科病棟を希望し就職しました。多くの看護師と同様に不安がいっぱいの状態で病棟業務に配属となり、日々の業務に勤しんでいました。担当科は主に消化器、口腔内疾患の患者さんです。1時間程度で終わる手術から12時間以上かかる手術など大学病院の外科ならではの疾患を学んできました。手術以外にも私たちの病院では化学療法や緩和ケア目的で入院される方もいらっしゃいました。

私は退院支援の委員会に参加していたこともあり患者さんとお話を通して触れ合う機会が多くありました。中にはなかなか自分の思いを話してくださらない方もおり、どのようにしたら患者様が心を開いてくださるかを模索し、悩んでいた時期もありましたが楽しく日々の業務を行っていました。患者さんと関わるうえで私の中で決めていることがあります。

それは「患者の顔と名前を覚えること」です。基本であることとは思うのですが一度でも関わったことのある患者さんは必ず覚え、すれ違う患者さんには必ず挨拶をしていました。そうすることで患者さんから話しかけていただけることも多く、「聞いてほしいことがあるんだけど…」と相談を受けることもありました。多くを学ぶことができた貴重な経験であったと思います。

その二、大学病院病棟勤務で体調を崩すまで

日勤・夜勤と日々を消化器外科病棟で一生懸命働いているうちに私自身体調を崩してしまい、2週間程血便の症状がでてしまったのです。

私の場合、大学病院では病棟が消化器、歯科口腔外科病棟であったこともあり、口腔、食道、胃、肝臓、胆嚢、膵臓、大腸…等、お口から肛門までの病気を抱えた患者さんを看ていました。

私自身、患者さんとお話しすることがとても好きなので、日勤帯では患者さんとの時間を作ることはなかなか難しいですが夜勤帯でお話をする時間を作り、限られた時間の中ではありましたが患者さんとのコミュニケーションを大切にしていました。

お話しを聞いているとほとんどの患者さんが話されることがあって、それは「精密検査が必要と言われた時、検査をする前も後も本当に怖かった」「検査結果が出るまでがんについて沢山調べて、どんどん悪い方向に考えてしまっていた」そう話される方が多かった印象があります。

大腸の疾患では「便に血が混じっていて検査をすると病気が見つかった」そういった事例をよく見かけ、職業柄ですが消化器疾患を良く知っている分怖くなり、一度内視鏡で診てもらおうと決断しました。

その三、内視鏡看護師を目指すきっかけ

私が内視鏡看護師を目指すきっかけとなったのは、実際に今のクリニックで検査を受けたため!

私が大腸の検査でお世話になったのが現在働いているクリニックです。

なぜ検査を「東京千住胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院」で受けようと考えたかというと、「痛くない内視鏡」というワードに惹かれたためです。実際に検査は全くと言っていいほど痛くありませんでした。

看護師という医療従事者なのに、いざ自分が患者の立場になると非常に緊張しました。よく患者さんから聞いていたように、検査前の「何か見つかったらどうしよう」という恐怖感に襲われ、癌について調べたり、検査の痛みについて調べたりして検査前日は中々眠りにつけませんでした。このように患者さんの気持ちを垣間覗くことが出来たのは、良い経験でした。

クリニックでは、医師、看護師、検査技師、受付のみなさんが声をかけてくださり、とても優しく接していただきました。私のように医療従事者の方が検査を受けに来ることも多いとおっしゃっていました。

検査自体は、鎮静剤を静脈注射(点滴)で投与し完全に寝た状態で受けることができました。鎮静剤が入ってすぐに眠くなり、目を開けたらすべて終わっていたので体感では瞬きをしただけのような感覚でした。

その中で初めての検査で戸惑っている私に会話を通して笑わせながら勇気づけてくれた看護師に出会い内視鏡看護という仕事に興味を覚えるようになりました。いつしか「私も内視鏡看護師になって検査前の患者さんの不安に寄り添いたい」そう思うようになりました。

以上、私が内視鏡看護師を目指した理由です。

最後に

実際に内視鏡看護師になってみて、もちろん病棟とは異なり新しいことばかりなので勉強することも、覚えることもたくさんあります。ですが、今いる先輩方も「初めては大変だったよ」と、実際に内視鏡で使用する器具を使用しながら教えてくださるので頑張れました。

病棟の時と同じように患者さんに検査前の説明を通しながら少しでも不安を取り除けるようにお話をし、説明後には「話を聞いてくれて嬉しかった。少し心が軽くなった」そう患者さんが言ってくださったときはとてもやりがいを感じるため、内視鏡看護師になってよかったなと感じています。

次回は、「消化器内視鏡クリニックの看護師の役割」についてお話しします。

尚視会グループでは、内視鏡スタッフを随時応募しています。内視鏡検査や内視鏡治療にご興味のある方は、お気軽にご連絡をください。随時見学可能です!

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東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院 >>

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尚視会での内視鏡検査・診察は24時間予約を承っています。

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