内視鏡を受けるタイミング、内視鏡でわかる病気|内視鏡看護師が解説

こんにちは、内視鏡看護師のNです。今回は内視鏡を行うことでわかる病気や内視鏡を行うべき症状を紹介していきたいと思います。みなさんは内視鏡カメラを受けたことはありますか?内視鏡検査とは直接カメラを通して内視鏡専門医が消化管(お口から肛門)を観察していく検査です。

そのためレントゲン検査や胃のバリウム検査などよりも異常な病変が発見しやすくなります。ではどのようなとき内視鏡検査を行うのでしょうか。内視鏡検査で見つかる疾患についてもご紹介していきます。

Ⅰ.内視鏡を受けるタイミング

みなさん、内視鏡を受けるタイミングはご存じでしょうか。ひょっとしたら今あなたが少し我慢している症状もお腹の中を覗いたら炎症を起こしている…なんてこともあるかもしれません。こんなことで医療機関を受診していいのかな?と思わずに少し気になることがあれば相談してみてくださいね。

①急に吐血や下血をした
②吐き気、ムカつき、胃部不快感などの症状がある
③健康診断などで精密検査が必要だと言われた
④以前病気の指摘を受けたが経過観察だと言われたためしばらく放置している
⑤下痢が続いている
⑥便が細くなった気がする
⑦40歳以上だが一度も内視鏡を受けたことがない

上記に当てはまる方は内視鏡を受けることをおすすめします。まずは消化器内科のある医療機関を受診してみてください。当院でもこれらの症状などの相談を随時受け付けております。

当クリニックでは、24時間下記より内視鏡検査の予約を承っています。

Ⅱ.内視鏡で見つかる疾患

内視鏡検査でみつかる疾患について代表例を紹介していきます。

①ピロリ菌感染

日本人の多くが胃内にピロリ菌を持っています。ピロリ菌は幼少期に感染するため1度胃カメラ検査をしてピロリ菌の診断がなければ発症することはほとんどありません。菌が存在すると胃がんや胃潰瘍・十二指腸潰瘍などが発生するリスクが上がると言われています。

除菌をするには1週間内服薬を飲んでいただきます。内服中はお薬の効果が半減してしまうため喫煙、飲酒を禁止とします。

②胃潰瘍

胃潰瘍とは胃液の強酸性によって粘膜を消化してしまうため粘膜や皮膚がただれて、深く傷付いている状態を言います。通常胃粘膜は、粘液に守られていて胃液からのダメージを防ぎ、傷付いてもすぐに修復します。しかし

ストレスやピロリ菌感染、非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAIDs)、暴飲暴食などの影響で胃酸の分泌量が多くなり本来の防御機能では間に合わないほど傷付いてしまうと胃潰瘍になります。
胃潰瘍はストレスをためやすく、責任感が強い性格の方が発症しやすい傾向があるとされています。そのままにしていると、胃がんのリスクが高くなり、最悪の場合胃の中に穴が開く(胃穿孔)という重篤な状態になります。

普段ストレスをためないようにする工夫、非ステロイド系消炎鎮痛薬の過剰内服、暴飲暴食を控えるようにしましょう。治療としては穿孔していないようであれば胃酸の分泌を抑える薬、粘膜保護の薬、胃痛止めの薬を内服します。

③アニサキス

アニサキスは海洋生物の寄生虫です。成虫はイルカやクジラなどに寄生し、幼生は身近な魚介類に寄生します。幼生が寄生した魚介類を生や加熱が不十分な状態で食べると、生きたアニサキスが胃に入って激しい痛みを伴います。

アニサキスは人間に寄生することはできないため1週間ほどで死滅しますが、生きている間は激しい痛みなどを起こします。胃カメラでアニサキスを摘出すると、ほとんどの場合は痛みなどの症状が速やかに解消します。

アニサキスは胃粘膜に食い込みますが、痛みなどを起こすのはアニサキスに対するアレルギー反応で胃粘膜が大きく腫れ、炎症を起こすからだと考えられています。

④過敏性腸症候群

腹痛を伴う下痢や便秘、膨満感などの症状が慢性的に起こります。大腸カメラ検査などをしても炎症などの病変は見つかりません。消化器疾患では患者数のとても多い病気で、命に危険はありませんが、突然の腹痛でトイレに駆け込むなど生活の質を大きく下げ、仕事や学業にも支障を生じる可能性があります。

疲れや睡眠不足、緊張や不安といった心身のストレスが症状の出現に大きく関わるため、気持ちや体質の問題と思われている方が多い疾患です。主な症状には、腹痛を伴う下痢や便秘以外にも、膨満感、頭痛、めまい、疲労感などを生じることもあります。疑わしい症状がある場合にはできるだけ早く消化器内科を受診するようお勧めします。

⑤潰瘍性大腸炎

大腸粘膜にびらんや潰瘍ができる炎症性腸疾患で、下痢・血便・腹痛などの症状を慢性的に繰り返します。発症原因がまだわかっておらず、根治に導く有効な治療法がないことから厚生労働省による難病指定を受けています。

発症には、遺伝的要因、ストレス・睡眠不足などの環境因子、免疫異常などが関わっていて、こうした要因が複雑に絡みあって発症すると考えられています。

⑥虚血性腸炎

大腸に栄養や酸素を送る血管に狭窄や閉塞が起こって血流が障害される虚血を起こしている状態です。浮腫や出血、びらんや潰瘍などを生じ、場合によって壊死を起こすこともあります。

血流障害が粘膜や粘膜下層にとどまっている場合には、絶食と安静を保つことで治癒が期待できます。が、血流障害が筋層まで影響を受けている場合には、腸管が閉塞して腸の蠕動運動が停止した腸閉塞(イレウス)や腸管に穴が開いてしまう穿孔などを起こすことがあり得ます。このような場合には外科的な治療手術が必要になります。

上記はごくわずかな疾患であり、当クリニックホームページには様々な疾患を掲載していますので参考にしてみてください。

参考:当クリニックホームページ「東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックホームページ『病名から探す』より

Ⅲ.治療が必要だったらどうする?

当クリニックでは内視鏡検査中、ポリープや異常病変が見つかった場合、日帰りで手術を行うことができます。ただし、大きさや形状によっては出血、穿孔(臓器に穴が開く)リスクが高くなるため入院をしていただいてから手術を行うので、手術後の症状に合わせて一泊~三泊程していただく場合があります。

内視鏡術は年々進化しており、お腹を開くような手術を行わなくても内視鏡下でがんの切除を行うことができるため低侵襲での手術が可能です。当クリニックでは希望の病院がない場合、系列病院である井口病院を紹介させていただいております。北千住駅西口より徒歩で約三分、クリニックからは約1分程で到着します。

入院の流れとしては、まずクリニックにて検査後に井口病院の消化器内科受診します。医師から説明を受け、入院日の決定や入院前の身体検査(心電図やレントゲン)を行い入院の注意事項など説明をスタッフより受けます。

入院当日に治療を行うため、入院後は下剤を内服します。お腹の中がきれいになり次第治療開始です。術当日は、一日中食事は食べられないため点滴より栄養補給しながら過ごしていただきます。次の日、下血や腹痛などの症状がなければお食事開始となります。

井口病院では私を育ててくださった先輩看護師が病棟看護師長となり患者さんに寄り添った看護をしております。医師もクリニックにてたくさん学ばせていただいた医師のため安心して入院していただける環境です。

まとめ

今回は、「内視鏡を受けるタイミング、内視鏡でわかる病気」についてご紹介させていただきました。今回の記事のポイントとしては、

・お腹の症状があれば積極的に内視鏡検査を受けるべき
・内視鏡検査でみつかる疾患には様々なものがある
・ポリープ切除は日帰りで治療が可能
・日帰りでの治療ができない場合には入院施設で治療を受けてもらう

次回も皆様のお役に立てるような内視鏡にまつわる情報をお伝えできればと思います。

尚視会グループでは、内視鏡スタッフを随時応募しています。内視鏡検査や内視鏡治療にご興味のある方は、お気軽にご連絡をください。随時見学可能です!

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尚視会での内視鏡検査・診察は24時間予約を承っています。

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