急性出血性直腸潰瘍とは:脳血管障害・心疾患・糖尿病などの基礎疾患を有する長期の寝たきりの高齢の方にみられることが多いご病気です。下部直腸から肛門管歯状線にかけて好発する広範囲の潰瘍を呈し、潰瘍から大量の血便を来すことがあります(Figure 1)。潰瘍は浅く広範囲で、不整形、地図状で多発することもあります。