胆石症(Cholelithiasis)

胆石症とは

腹痛胆石症とは、胆のうもしくは胆管に結石ができ、その結石が原因となり腹痛や発熱などの発作が生じる病気です。胆石自体は、日本人では5%程度みられるといわれており、欧米の20%程度と比べ低い率となっています。胆石は、肝臓から作られる胆汁が凝縮されて固まったものでできます。胆石は主に2つの成分に分けられます。一つは、「コレステロール胆石」で、もう一つは「色素石」です。色素系結石は、「黒色石」と「ビリルビンカルシウム石」があります。

胆石症の原因・症状

胆石症の原因は以下の3つが考えられます。

  • コレステロール石-胆汁中のコレステロールが結晶化しできたもの。細菌感染や遺伝子異常なども関係していると報告されている。
  • 黒色石-無菌状態の胆嚢内で作られる結石。ビリルビンやビリルビンカルシウムという赤血球が破壊されるときに放出される色素が主成分となりできています。溶血性疾患であるサラセミア・遺伝性球状赤血球症・鎌状赤血球症・心臓弁置換後などや、腸の病気であるクローン病、回盲部を切除した方などが原因となることがあります。
  • ビリルビンカルシウム石-胆嚢や胆管などの細菌感染により不溶性のビリルビンカルシウムが作られることによりできます。

胆石症の症状は、右季肋部という右の上腹部に激しい痛みが生じることが特徴的です。その他に、発熱・悪心・嘔吐・黄疸などの症状がでることもあります。

胆石自体は、3Fないし5Fと言われる、Forty(中年), Female(女性), Fatty(肥満), Fair(色白), Fecund(多産)というのが特徴的で、中年の女性の方によく認められます。また、中性脂肪が高い方や食生活習慣(炭水化物・糖質・動物性脂肪の過剰摂取)、運動不足、長時間の絶食、ダイエットによる急激な体重減少なども胆石自体に関係していると言われています。

検査・治療

胆石症の診断は、採血検査や腹部エコー検査・CT検査などの画像診断を行います。腹部エコー検査では、「音響陰影」といって、胆石の後ろに黒い影が見られるといった所見が見られます(下図)。

胆石症痛みに対しては鎮痙剤で対処しますが、症状がある場合には外科的に胆嚢摘除が必要となります。外科手術は、腹腔鏡手術が第一選択となります。胆嚢の炎症が強い場合や癌が併存する場合には、開腹手術が選択されます。

検診や人間ドックなどで胆石症と診断され精密検査をご希望の方は、一度専門外来でご相談ください。

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