女性医師×理事長対談

対談記事 女性医師 <柳井先生> × 理事長 <原田先生>


対談

Q1 内視鏡医になろうと思ったきっかけは何ですか?

柳井先生

物心ついた時から、人の命を救う「医師」という仕事に憧れを抱いていました。そんな憧れから、いつしか本気で医師を目指すようになりました。
色々な科目の中から内視鏡医を選んだ理由としては、「癌」で苦しんでいる方を少しでも減らし、その患者様やご家族をサポートしたいという思いからです。

原田先生

そうなのですね。そのような思いのもと、内視鏡医になられたのですね。
癌で苦しまれる方を少しでも少なくしたい、そういった先生のお考えには私も強く共感します。
そのためには、とにかく早期発見と早期治療、これが本当に大事になってきます。
早期発見を促すために、より良質な内視鏡検査を世の中に広く普及させることは大きな意義のあることだと思っています。

Q2 内視鏡検査におけるこだわりを教えてください。

柳井先生


内視鏡検査に対する世の中のイメージは「痛い」「苦しい」というネガティブなものがほとんどであると感じます。ですので内視鏡検査を受ける患者様には「痛くない」「苦しくない」と感じるような検査を心がけています。
胃癌や大腸癌の早期発見および早期治療を行うためには、定期的に検査を受けることが何よりも重要です。しかし、一回でも「痛い」「苦しい」内視鏡検査を経験すると、検査に対するトラウマから、極端な場合、二度と内視鏡検査を受けたくないという思いを抱かせてしまうことさえあります。癌で亡くなる方を一人でも無くすために、苦痛なく内視鏡検査を行うことにはかなりこだわっています。

原田先生

なるほど、仰る通りだと思います。
苦痛を伴わないで実施できる内視鏡検査は大前提としてあり、さらに私は「丁寧に見ること」にこだわって検査をしています。内視鏡検査は短時間で出来れば良いという訳でもないのです。丁寧な検査を行うことで、その分ポリープもしっかり発見出来るので、挿入には出来る限り時間を掛けずスムーズに行い、観察にじっくりと時間を掛けることを特に心掛けています。
さらに検査結果説明にもこだわりがあります。患者様の視点に立ち、とにかく詳しく丁寧な説明を意識しています。

Q3 女性医師としての想いをお聞かせ下さい。

柳井先生

特に大腸カメラ検査は、肛門からスコープを挿入するため、女性患者様にとっては「恥ずかしい」という思いから敬遠しがちな検査であると思います。この羞恥心から、女性の大腸カメラ検査の受診率はさらに低い現状があります。この現状を変えたいと思っています。女性医師による検査であれば、検査に対する恥ずかしさも軽減されると考えています。女性目線での細かな配慮もできるため、女性患者様の気持ちに寄り添うことができると思っています。
羞恥心のせいで女性の患者様が検査を受けないといったことがないように、安心して内視鏡検査を受けることのできる方を一人でも多く増やすことで、癌で苦しむ方の数を少しでも減らしたいと考えています。

原田先生

柳井先生は本当に強い信念を持って仕事に当たられていますね。柳井先生の仰る通り、現状の内視鏡検査の受診率の低さは本当に問題です。受診率を向上させるために正しい啓蒙活動を行い、内視鏡検査に対するネガティブなイメージを一人でも多くの方に分かってもらいたいと日々私も感じています。

Q4 お仕事以外はどんな過ごし方をしているのですか?プライベートな一面も教えてください!

柳井先生

仕事中は常に忙しく動き回っているので、オンとオフの切り替えは大切にしています。仕事のパフォーマンスを最大限に発揮するためにもオフの日はしっかり休んでいますね。最近はコロナの影響もあり家で過ごすことが多いのですが、そろそろ旅行などにも行きたいですね。お勧めの場所があれば教えてください!

Q5 最後に、女性患者様にメッセージをお願い致します。

柳井先生

繰り返しになりますが、癌は早期発見と治療がとにかく重要です。検査に対する誤ったイメージの先行や情報が不十分なせいで、癌に気づかず進行していた…といったことがないように、定期的に内視鏡検査を受けていただくことを強く推奨します。
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