肝機能障害(AST, ALT, γ-GTP)と指摘されたら

肝機能障害とは?

肝臓の血液検査では、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)とALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)・γ-GTP(ガンマ・グルタミントランスペプチターゼ)という検査項目が異常値を示すことで肝臓や胆嚢などのご病気が発見されることがあります。肝臓に炎症などが起こると、肝臓の細胞が破壊され細胞内に存在するAST・ALT・γ-GTPが血液中に流出することで異常な値として検出されます。

肝機能の正常値は?

AST、ALT、γ-GTPの正常値は以下のようになっています

  • AST 7~38 IU/L
  • ALT 4~44 IU/
  • γ-GTP 男性  80 IU/L以下、女性 30 IU/L以下

異常値は、正常値より高い値の場合になります。IU/Lは、検査値の単位になりますのであまり気にしないでいいです。若干正常値より高いくらいでしたら生理的な高値となりますので気にする必要はありません。

肝機能が高い場合には何が考えられるの?

肝臓、胆管、胆嚢などの肝胆道系に異常がある

この場合には主に以下のようなことが考えられます。

  • アルコール性肝障害
  • ウイルス性肝炎
  • 自己免疫性肝炎
  • 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD; Nonalchoholic fatty liver disease)、非アルコール性脂肪肝炎
  • 薬剤性肝障害

肝臓イラストなどの原因が考えられます。アルコールの過剰な摂取やウイルス性の肝炎(B型肝炎・C型肝炎)、自己免疫性の肝炎などが背景として認められることがあります。また、アルコールを原因としない脂肪肝で肝臓に脂肪が溜まることで起こる非アルコール性の脂肪肝炎(NAFLD)が増えてきています。NAFLDは、通常ナッフルディーと呼ばれています。NAFLDは、慢性成人病に由来する食生活の乱れや運動不足による内臓脂肪肥満、ストレスなどが原因となり脂肪肝となります。

薬剤が原因でも肝障害は起こります。

体内で吸収された薬剤は、肝臓に運ばれて代謝されます。その際に、薬剤の種類によっては肝臓に障害が起こります。薬剤による肝障害には主に2つの原因による障害があります。一つ目は、中毒性の肝毒性で、もう一つがアレルギー性の肝障害です。アレルギー性の場合には、予測することが難しく少量でも障害が起こりますが、中毒性の場合にはある程度容量に依存するため投与量や回数が多くなって初めて発症することがあります。

肝胆道系のがんでも肝機能は異常な値を示すことがあります。

  • 肝がん
  • 胆のうがん
  • 胆管がん

などの癌で肝機能に影響がでます。また、膵がん・胃がん・十二指腸がんなども肝臓や胆のう・胆管などに癌が浸潤する場合には肝機能に影響がでることがあります。

健診で肝機能障害と言われたらどうすれば?

健診で肝機能に異常があると言われたら、精密検査が必要です。肝臓のご病気は進行すると肝硬変となることもあるます。肝硬変になると、日常生活や予後に支障が生じることがあります。また、肝機能障害を指摘された場合には、重大な隠されたご病気が見つかることもあるため早期の検査・診断が重要となります。すぐに消化器専門外来を受診されることをお勧めします。

肝機能障害を指摘された場合の検査は?

肝機能障害を指摘された場合、問診や触診などを行います。採血検査でより詳細な項目を検査します。また、腹部超音波検査を行い肝臓や胆のう・胆管などに問題がないかを確認します。より精密な検査が必要な場合には、CTやMRI、PET-CTなどで身体の隅々まで調べることもあります。

肝機能障害と指摘されたら専門外来へ

以上のように肝機能障害には、様々なご病気が隠れていることもあります。検診や人間ドックで肝機能障害と診断された方でお困りの際には専門外来でご相談ください。

当院では24時間WEB予約を実施しておりますので、少しでも違和感を感じた方はお気軽にご相談ください。

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