痔の予防

日常でできる痔の予防

痔は、日常生活でちょっとした習慣の工夫で予防することができます。また、痔の再発防止や悪化を防ぐためにも以下の点に気を付けましょう。

腸内環境を整える

便秘や下痢は痔を引き起こしてしまいます。便秘で便が硬くなれば肛門を傷付けてしまい、下痢便によって肛門は細菌感染を起こしやすくなります。便秘や下痢を解消するためには、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える必要があります。具体的には、以下の点に気を付けて腸内を整えてください。

排便後のおしりの洗い方

排便後は、優しく丁寧にお尻を拭いて清潔を保つことが大切です。お尻にトイレットペーパーを押し当てて優しく拭き取ります。
何度拭いてもきれいに取り切れない場合は、温水洗浄便座機能などをご利用ください。その際には、洗いすぎや水圧の強さにもご注意ください。

優しく押し当てて拭き取る

排便後はトイレットペーパーで優しく押し当てて拭き取ります。強く擦るように拭くと、便が肛門のシワや窪みにすり込まれてしまいます。

ぬるま湯で優しく洗い流す

ぬるま湯の温水洗浄機能を利用して優しく洗い流します。洗浄機能がない場合は、排便後にシャワーで流しましょう。

タオルでしっかりと拭き取る

温水で洗浄した後は、タオルで優しくしっかりと水分を拭き取ります。

※温水洗浄便座症候群

温水洗浄便座を日常的に頻用することで、お尻の洗いすぎとなり皮膚炎を起こすことがあります。また、温水洗浄便座でないと排便できなくなってしまい、次第に肛門に刺激がないと排便できなくなります。これを温水洗浄便座症候群と言います。このため、温水洗浄便座の使用には十分ご注意ください。

生活改善のポイント

湯船にゆっくりと浸かる

湯船にゆっくりと浸かるメリットは、肛門を清潔にできるほか、肛門を温めるので血流促進されてうっ血が改善できます。痔の予防や再発防止には、湯船に浸かるのが非常に有効です。

排便に要する時間は3~5分を目安に

便秘など排便に長時間かかる場合は、強くいきんだり無理に排便しようとせずに短時間で済ますようにしましょう。排便にかける時間は約3~5分程度です。

規則正しい生活習慣と排便習慣

朝は決まった時間に起きて、食事は3食規則正しくとりましょう。規則正しい食事習慣と排便習慣を身に着けることが大切です。

極端なダイエットは禁物

食事量を減らす極端なダイエットは厳禁です。食事の量が減ると便の量が減ってしまい、便秘を引き起こしてしまいます。食事は、栄養バランスの良い食事を摂りましょう。

長時間同じ姿勢でいるのを避ける

デスクワークなど座りっぱなし、または立ち仕事などで立ちっぱなしなど、長時間同じ姿勢でいると肛門がうっ血して痔を引き起こします。仕事で同じ姿勢でいるのを避けられない場合は、休憩をこまめにとり、ストレッチを行うことをお勧めしております。

TOPへ