短期滞在外科手術

短期滞在外科手術とは

短期滞在外科手術とは入院治療が必要になってしまい、仕事や子育て、介護などでなかなか家を空けられない方でもしっかりと治療を受けられるように短期滞在外科手術を行っております。日常生活に支障がなく、入院にかかる日程を調整する必要がありません。手術をした当日か翌日に帰宅できるため、心身の負担も少なく気軽に治療できます。また、自宅で安心して療養できるメリットがあります。入院加療が必要ないので、休職期間も少なく早期に社会復帰ができます。このように、短期滞在外科手術は、長期入院ができない方でも治療をしっかりと受けることが可能です。

当グループの痔の短期滞在外科手術

当グループでは、なるべく切らずに「機能温存」を大切にして治療を行っております。肛門の知覚機能は非常に高度で、便を出すだけではなく、おならと便を区別して排出できたり、溜まっている便を区別できるなど、繊細に行われています。肛門の皮膚や括約筋などの筋肉を切ってしまうと、知覚機能が損なわれてしまいます。自分の意思に関わらず便が排出されるなどが起きて、生活に大きなダメージが及びます。このため、なるべく切らずに機能温存することを心がけています。

約8割が即日復帰しています

痔の治療では、超音波メスを導入した短期滞在外科手術を実施しております。超音波メスを用いることで止血が早く、術後の出血を抑えて回復が早いとされています。術後の無理は禁物ですが、手術当日はそのまま入院して翌日退院できます。2日間の安静の後、即日職場に復帰することが可能です。このため、土曜日に手術を受けて日曜日に退院、月曜日には出勤できます。なお、術後2週間は禁酒が必要で、旅行や出張など身体に負担となるため避けてください。

短期滞在外科手術のメリット&デメリット

メリット

長期入院の必要がないため、日常生活における支障が最小限で済みます。仕事や子育て、介護のスケジュール調整や入院準備など、時間や経済の負担を軽減することができます。

デメリット

術後の処置をご自宅でする必要があります。排便後の処置や術後の痛み、出血などについて、しっかりと医師からの説明と指導を受けて、ご自身で行って頂きます。術後の経過が不安な方やなにか起きた時にはすぐに連絡が取れるようにしております。

短期滞在外科手術の条件

短期滞在外科手術を行うには、以下の条件が必要です。

  • 検査、診察の結果から、短期滞在外科手術が可能と判断された方
  • 治療方針や指導、注意点などにご理解頂ける方
  • 手術翌日、術後一定期間の来院できる方

短期滞在外科手術の通院スケジュール

長期入院がない代わりに、手術の翌日と1週間後に受診が必要です。患部の経過観察を行いながら消毒をします。その後は、患部が完治するまで定期的に診察を行います。

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